バラモンは修行によって 正覚者威光をもって昼夜に輝く

ダンマパダ 387

太陽は昼に輝く
月は夜に輝く
武士族は武装して輝く
バラモンは修行によって輝く
さてブッダはすべての昼夜に
威光をもって輝く



○この詩から学ぶこと

 「輝く」は文字通り、輝いていると言う意味ですが、こでは「役に立つ」という意味だと思います。「役に立つ」はちょっとした日常用語ですが、よく考えると私たちの日常生活に重要な意味がある言葉ではないかと思います。

 机上の要らない紙切れは価値がないものですが、メモが必要な時には役に立ちます。老人が重いものを持っている時、若者が手助けすれば、若者は役に立ちます。老人は喜び幸せになります。若者は自分が少し役に立ったことに満足して幸せな気持ちが起きます。役に立つことは、相手も自分も幸せにすることなのです。

 太陽は昼、世界を明るくして役に立つのです。

 月は夜、世界を照らし役にたつのです。

 武士族は、鎧兜で武装して、国や国民の生命と財産を守る時、役に立つのです。(これは比喩的な意味です。)

 バラモンは、ブッダの教えに従って、修行して智慧を得て阿羅漢になれば、人々が苦しみをなくす指導ができ役に立つのです。

 話は少し飛びます。すべてのものは無常です。すべてのものは生成し消滅するのです。私たちが考えられる最大なもの、それは宇宙でしょう。その宇宙も私たちが想像も出来ない時間をかけて、生成し消滅しているのです。一つの宇宙が生成して消滅すると、その消滅を縁として次の宇宙が生成するのです。その一つの宇宙に一人しかブッダが現われないと言われいます。

 彼はだれの指導も受けずに生命には発見しえない真理を宇宙で初めて発見する人だからです。彼は多数の転生を繰り返し、十波羅蜜といわれるブッダになるため資質を完成したのです。ちなみに十波羅蜜とは、1.布施 2、持戒 3.出離 4.智慧 5.精進 6.忍耐 7.真諦 8.決意 9.慈 10.捨 です。その修行期間は四阿僧祇百千(十万)劫と言われています。一劫は一つの宇宙が生成し消滅す時間です。

 ブッダは一つの宇宙が生成し消滅する間、すべて生命のための教師の、唯一の教師として役立っているのです。しかも四阿僧祇百千(十万)劫の修行に基づく大教師だから、誰にも否定できない威光があるのです。

○バラモンは修行によって 正覚者威光をもって昼夜に輝く

~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~

この記事へのコメント

2008年11月25日 05:56
ワンギーサさん、おはようございます。今日の詩は少しは理解出来た?気かします。夜の太陽には価値がありませんね。昼の月も照らすという意味では無意味です。しかし、ブッタはすべての昼夜、つまり条件付きではなく無条件で世界を照らすのでしょうね。また紙自体はただの物質ですが、メモやにすると役立ち価値が出てくるのは、紙やメモという実体がないからこそですね。単に概念では、詩の最後はブッタは因縁・輪廻を越えた存在なのだ、価値論と実体論とを超越したのだ、思えてしまうのですが?またまた観念的になってしまいました。有難うございました。
ツヨシ
2008年11月25日 06:51
ワンギーサさん、おはようございます。
どうしたら、昼夜、背筋を伸ばせますか。
背筋が曲がっていることに、何度も、気づきます。
ワンギーサ
2008年11月25日 08:03
ツヨシさん。「背筋が曲がっていることに、何度も、気づきます。」は姿勢が悪いと理解すると、抗重力筋が弱いのだと思います。それを鍛える必要があるのです。それにはいつも正しい姿勢を保持する努力をすることです。姿勢が悪いと気がついたらすぐ正す努力をすることです。脳生理科学者の有田秀穂教授は「セロトニンが抗重力筋を強化する」と報告しています。「冥想や腹式呼吸でセロトニン神経が強化される」とも述べています。いずれにせよ、姿勢を正して冥想に努力すれば姿勢はよくなると思います。曲がっていることに気がついたら、正すように何度でも挑戦することです。
ツヨシ
2008年11月26日 07:49
 ワンギーサさん。
 姿勢が曲がっていることに気がついたら、正すように何度でも挑戦してみます。
身の丈修行者
2015年03月07日 06:32
ワンギーサ長老の分かり易い本文・解説の「・・ブッダの教えに従って、修行して智慧を得・・ば、人々が苦しみをなくす指導ができ役に立つ・・」心に響きました。
目指してみたいと思います。
修行致します。

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