物事は心が先行心が主 幸と不幸は心で決まる

ダンマパダ 1、2

物事は心が先行し
心が主であり
心より成る
もし人が汚れた心で
話し、行えば
苦しみが彼に従う
牛の足に車輪が続くように

物事は心が先行し
心が主であり
心より成る
もし人が清らかな心で
話し、行えば
幸せが彼に従う
影が離れないように



○この詩から学ぶこと

 皆様、あけましておめでとうございます。
 本年も宜しくお願いいたします。


 年の初めに、ダンマパダの1番と2番の詩を皆様に御紹介できますことを大変うれしく思っております。と申しますのは、1番と2番は423の詩で構成されておりますダンマパダの最初のメッセージであり、釈尊が皆様に伝えたい第一のことであるからです。ではその具体的な内容に入っていきましょう。

 「ものごとは心が先行し」のものごとはどんなものでいいのです。たとえば朝の6時に起床する時は、先ず6時に起床しようと心で思うことから始まります。そのように思わないならば6時には起きられません。「心が主であり」は、物事の一連の過程は心が管理しているということです。朝6時に起きるために、前日目覚まし時計を6時にセットします。朝ベルが鳴ったら、すぐ起き上がるのは心が支配して体を起こすのです。「心より成る」はこれら物事は心の思いによって構成されているということです。

 次は物事がどのような心で行われるかによって、物事が不幸な結果になるか、幸福な結果になるかが決まるということです。それは汚れた心で行えば、不幸な結果になる。清らかな心で行えば幸福な結果になるということです。この真理をほとんどの人々は理解していません。ですから、人々は占いに夢中になるのです。自分の心の状態を見れば、不幸になるか、幸福になるか分かる筈なので、占いなど必要なのですが、多くの人々は釈尊の言われる真理は信じないのです。

 先ほどの例で説明しましょう。「汚れた心」とは、簡単に言えば、欲張りの心、怒りの心、暗い心です。明日の朝6時に起きようと汚れた心で思うと、つまり起きたくないと怒りの心で6時に起きようと思ったら、翌朝6時には起きれない可能性があり、たとえ起きたとしても気分が悪いのです。会社や学校に遅れる可能性があります。逆にに、「清らかな心」とは欲のない、怒りのない、明るい心で、明日は6時に起きようと思うと、翌日は眼がパッチリと覚め、気持ちよく起きることができます。

 一事が万事このようなものです。少し大きく考えれば、国と国との付き合いでは、「汚れた心」で付き合えば、戦争になり、人々は不幸になります。逆に「清らかな心」で付き合えば平和になり、人々は幸福になるのです。

 この真理について、これから皆様にいろいろな側面からお伝えすることになるでしょう。皆様にはこの事実を確信して、「汚れた心」を止め、「清らかな心」を育てるようお勧めいたします。

 追加して申しあげますことは、心が汚れている時は、すなわち欲がある時、怒りがある時、心が暗い時は何もしないことが一番です。その時何かをすれば不幸になる可能性が大きいからです。


○物事は心が先行心が主 幸と不幸は心で決まる


~私は幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

この記事へのコメント

2009年01月01日 05:07
ワンギーサさん、あけましておめでとうございます。今年もご指導よろしくお願いいたします。さて、「心が主」と「汚れた心」とを組み合わせれば「私たちは不幸」という結論になるかと思います。「心が主」とは曲者で神のごとく支配者であり「欲や怒りを止めよう」と単に思っただけでは上手くいきません。このような「汚れた心の管理」から自由になり、幸福への道を実践するのが仏教を実践することだと思います。有難うございました。
ツヨシ
2009年01月01日 05:58
ワンギーサさん、新さん、あけましておめでとうございます。
登り坂だから、止まると、戻ってしまうよ。後ろの車に、ぶつかるよ。と友人。
止まれ、の標識あるよ。と僕。
強く言われると、強く言い返しました。
注意しあって、悪い行いを直そうとしています。
ワンギーサ
2009年01月01日 09:58
新さん、ツヨシさん、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
林田明大
2009年01月02日 00:44
 あけましておめでとうございます。
 そのままですね。もう、そのままです。
 ただ、悲しいのは、私の身近に、自称仏の生まれ変わりの方がいて、いろんな方をの人生を操縦していることです。
 たまたま、人並み以上の超能力に恵まれていても、それはそれ、その能力と人格とは別なのですが、なかなか分かっていただけません。もちろん、分かってくださる方もおりますが・・・。
 本当に、いい教えです。
 ありがとうございます。
                     林田明大
林田明大
2009年01月02日 00:48
 先のコメント、申し訳ありません。ちょっと酔っておりました。妻の身内と、一年ぶりに食事をともにしての帰りで、現在は、1月2日のほぼ午前1時です。失礼をお詫び致します。
 ご出版のこと、真摯に対応させて頂ければ、幸甚に存じます。
ワンギーサ
2009年01月02日 07:46
林田明大先生
あけましておめでとうございます。
世界は問題が多いですが、微力を尽くしたいと思っております。本年も御指導・御支援お願い致します。
2009年01月02日 12:52
林田明大先生      あけましておめでとうございます。 ワンギーサさんに紹介された『FLOW』ようやく読み終わりました。わからない所が多々ありますが、そこは無理に解釈せず放っておこうかと思います。ただ仏教でも強く批判されている「怠け」を批判されているような印象だけは感じました。難しいことですが、「これは○○だ」とすぐに判断(内心で)したがる癖を少しでも治していきたいと思います。今後も役立つ本だと思っております。有難うございました。
林田明大
2009年01月07日 00:23
新 様
 こちらこそ、あけましておめでとうございます。『FLOW』は、二元論的思考や世界観に慣れている人にとっては、難解きわまる本です。本がというより、韓氏意拳という武術が、そもそもいわゆるスポーツや常識的な武術とは正反対なのです。
 ですから、読んだらわかるという本ではありません。だからといって、読まないよりは読んだほうがいいのですが(苦笑)。
 頭だけの理解にはまるで意味がないことが了解されるのですが、興味がおありでしたら、ネットで探して、一、ニ度は体験されることをお勧めします。頑張ってはいけない武術なんです(笑)。
 ワンギーサ様のこのブログでのこういう会話は失礼にあたりますので、今後お話があるようでしたらは、私のブログ「林田明大の夢酔独言」へおいでください。
身の丈修行者
2015年03月19日 17:48
私事ですが、今家庭がややがたがたしている面があります。
ワンギーサ長老の分かり易い本文・解説の「心が汚れている時は、すなわち欲がある時、怒りがある時、心が暗い時は何もしないことが一番です。その時何かをすれば不幸になる可能性が大きいからです」の言葉が身に沁みます。
心明るく・そして慈しみで、楽しく乗り切っていきたいと思います。

この記事へのトラックバック

  • 儀礼では功徳はないぞ聖者を敬い正道学べ

    Excerpt: ダンマパダ 106、107、108 Weblog: 困った時はダンマパダ racked: 2009-03-18 04:15
  • Excerpt: 悪行は自己の責任 悪行をしないのならば自己は清らか Weblog: 困った時はダンマパダ racked: 2009-04-28 04:15
  • Excerpt: 悪行は自己の責任 悪行をしないのならば自己は清らか Weblog: 困った時はダンマパダ racked: 2009-04-28 04:15
  • 1.なにごとも心から始まる

    Excerpt: ダンマパダ 第1章 ひと組 1、2 Weblog: 困った時はダンマパダ racked: 2009-11-05 00:56