放逸で他人の妻を犯す者悪業不満非難と地獄(309)

ダンマパダ 第22章 309、310

放逸で他人の妻に近づく者は
四つの事に遭遇する
悪業が増え、満足がない 
第三は非難、第四は地獄(309)

悪業を得、死後は地獄を
怯える男と怯える女の快楽は少ない
国王は重い罰を与える
それ故に他人の妻に近づくな(310)


○この詩から学ぶこと

 8月3日に引用した「シガーラ教戒経」から、「奥さんへの5つのお勤め」と「奥さんの5つのお勤め」を引用します。

「奥さんへの5つのお勤め」
1.誉める。尊敬する。
2.けっして貶してはいけません。
3.不倫をしてはいけません。
4.奥さんに家の財産を一切任せてください。
5.装飾品をプレゼントしなさい。

「奥さんの5つのお勤め」
1.家の仕事きちんと整理してちゃんとやる。
2.家のほかの人びとのことも自分がちゃんと面倒みる。
3.不倫はしません。
4.財産を守る。
5.どんな仕事でも上手に、すぐ、文句言わないでこなす。
     (スマナサーラ長老 著「ブッダの青年への教え」p209~p212)

 「シガーラ教戒経」で教えているように、夫も妻も行えば、幸せになるのです。ところが309番に述べるように不倫をすれば、四つの恐ろしい不幸がまっています。ですから310番に述べているように、不倫はやめたほうがいいのです。

 前回の解説で述べた「真実の愛(?)」などが、不倫の言い訳にはならないのです。その点はよく見極めて、どんな場合も感情に流されず、理性的に行動することが大切です。それができる修行が大切であることは言うまでもないことです。


○前回の「この詩から学ぶこと」

http://76263383.at.webry.info/200809/article_27.html
 他人の妻に近づく者は苦しみ増えて地獄行く


○この詩の原文(パーリ語)及びその読み方と意味


チャッターリ ターナーニ ナロー パマットー
Cattāri     ṭhānāni    naro   pamatto,
四つ     問題に    人は  放逸な
アーパッジャティ パラダールーパセーヴィー
āpajjati        paradārūpasevī;
陥る         他人の妻に従う者
アプンニャラーバン ナ ニカーマセッヤン
Apuññalābhaṃ    na   nikāmaseyyaṃ,
禍を招くことを   ない  満足 よりよい
ニンダン タティーヤン ニラヤン チャトゥッタン
nindaṃ   tatīyaṃ    nirayaṃ   catutthaṃ.
非難を   第三に   地獄に   第四に

アプンニャラーボー チャ ガティー チャ パーピカー
Apuññalābho      ca   gatī     ca   pāpikā,
禍を招くこと      と   死去   と   悪所
ビータッサ ビーターヤ   ラティー チャ トーキカー
bhītassa    bhītāya     ratī     ca  thokikā;
恐れた男の 恐れた女の 楽は    と  少し
ラージャー チャ ダンダン ガルカン パネーティ
Rājā      ca   daṇḍaṃ  garukaṃ  paṇeti,
王の     と   罰を    重い   与える  
タスマー ナロー パラダーラン ナ セーヴェー
tasmā    naro   paradāraṃ   na  seve.
それ故   人は 他人の妻に  な 近づく

○放逸で他人の妻を犯す者悪業不満非難と地獄(309)
○邪な行為をする者もろもろの禍あるので直ぐ止めるべき(310)

~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~
 

この記事へのコメント

2009年08月06日 05:53
ワンギーサさん、おはようございます。いまだかつて人が「不倫しないこと」に対して、非難や陰口を叩く実例を知りません。雑誌、マスメディアもしかりです。また、「不倫しない」ことで離婚したり、訴訟沙汰になったり家庭崩壊したケースも知りません。「不倫肯定」者は人の不幸に何ら責任をとらず、それを出世する男の条件だの、お互いの了解の上なら構わないだの、若返りや健康の秘訣だの、自由の嘔歌だの、と無責任に言ったり書いたりしてるだけです。また大っぴらに不倫や浮気を賛美する人らの職業を知ると、不倫や浮気で稼いでいる傾向があり、それも面白いと思いました(笑)。また亡目的な真実の愛は詐欺師のカモになります。「不倫しない人」にはそのような心配は一切ありません。どちらが「得」かは明白です。有難うございました。
2009年08月06日 06:46
おはようございます。仏教に出合う前は、悪いことは大好きで、よいことは大嫌いでした。よいことをするのはかっこ悪く思っていたのです。現在は、悪いことはかっこ悪く思え、良いことの方がかっこよく見えてきました。私も、よいことを、好きになって、大好きになって、積極的に善を行える人間になり、怯える人間から、自信のある、正々堂々とした自分になってゆきたいです。
ツヨシ
2009年08月06日 18:07
 ワンギーサさん、こんばんは。
 感情に流されないように、してみます。
Reika
2011年04月06日 08:48
婚約者にキャバ的なスナックの大ママから夜中セールス電話や少しHメールがきます。婚約した話もしているはずなのにおばさんの友達と言いますが。彼は外見は一人暮らしの淋しい男性でお金持っていそうで。夜中彼は心の中では浮気していると思いますし大ママも心の中はお金お金。私が堕ちた様に地獄に堕ちてもらいたい。デモ私の嫌いな人も幸でありますように。先生有難う!
身の丈修行者
2015年06月06日 07:31
私事ですが、過去に不倫に走りかけた時が数回あります。その時はいずれも性欲が走っていた記憶があります。幸いな事に、結局全て未発で終わっています。
不倫は労力・時間・お金を沢山使う状況になるかと思います。またお酒もつきものです。欲が満足される事はなくさらに性欲が増し、どんどん身を滅ぼす方に行くと思います。戒めたいです。

この記事へのトラックバック