欲のひも 怒りのひもを 断ち切って 悟りを開く バラモンたちは(398)
○子供のためのダンマパダ。
・・・
心には怒るひも、
欲しがるひも、
バカになるひもがあるそうだ。
これらのひもを断ち切ると
怒らないし、欲しがらならなし、
バカにもならないそうだ。
○パーリ語原文と訳語
チェートゥワー ナッディン ワラッタンチャ
Chetvā naddhiṃ varattañca,
切断して ひも 皮ひもを と
サンダーナン サハヌッカマン
sandānaṃ sahanukkamaṃ;
綱を 手綱と共に
ウッキッタパリガン ブッダン
Ukkhittapalighaṃ buddhaṃ,
かんぬきを外して 悟った
タマハン ブルーミ ブラーフマナン
tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ.
彼を私は 呼ぶ バラモンと
○直訳
ひもと皮ひもを
綱を手綱と共に
かんぬきを外して悟った
彼を私はバラモンと呼ぶ
○意訳
紐(怒り)と革紐(渇愛)と
綱(六十二邪見)と手綱(煩悩)と共に切断し
かんぬき(無明)を開け、悟った人
彼を私はバラモンと呼ぶ
○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。
2008年12月
*欲のつな怒りのひもを断ち切って悟りを開くバラモンたちは
http://76263383.at.webry.info/200812/article_6.html
2009年10月
*欲のつな怒りのひもを断ち切って悟りを開くバラモンたちは(398)
http://76263383.at.webry.info/200910/article_11.html
○一口メモ
この詩が出来た因縁物語は次の通りです。二人の男が自分の牛の優劣を競うために、それぞれの頭の牛に重い荷車を引かせました。しかし、どちらの荷車も少しも動かず、荷車をつないでいる革紐が切れてしまいました。この様子を見ていた比丘たちは釈尊に報告しました。釈尊は革紐でも簡単に切れるが、怒りという紐や渇愛という革紐、六十二邪見という綱、煩悩という手綱はなかなか切れない。これらを切断して、無明という門の鍵を開け、四聖諦という真理を悟るように説法されたとのことです。
上の詩のカッコ内はパーリ文注解によるものです。六十二邪見とは、長部経典第一「梵網経」に解説されています。釈尊の時代の「我」と「世界」に関する六十二の哲学的見解であります。これらは現代にも通じる人間が考えられるすべての見解を網羅されています。
その邪見の概要の項目数だけを示します。
*過去に関する十八の邪見
1.常住論(四種)、2.部分的常住論(四種)、3.有限無限論(四種)、4.詭弁論(四種)、5.無因生起論(二種)
*未来に関する四十四の邪見
1.有想論(十六種)、2.無想論(八種)、3.非有想非無想論(八種)、4.断滅論(七種)、5.現世涅槃論(五種)
以上六十二の邪見は、すべてが囚われた見解であることが上記のお経で指摘されています。
今回の詩でもバラモンは、怒りと欲などの煩悩という私たちを拘束している紐、綱を断ち切るように述べられています。一人の人間が六十二の邪見を持っているわけではないのですが、いろいろな人間がいますから、いろいろな見解を持っています。それらを整理すると、六十二の邪見になったということです、自分が持っている見解がどの邪見にあてはまるかわかれば、すぐこの邪見を克服できるでしょう。そして無明という鍵を開けて、智慧の扉を開けるように教えています。
無明とは真理が分かってないということです。より具体的に言えば、四聖諦が理解できないことです。あるいは、諸行無常、一切皆苦、諸法無我が理解できないということです。逆に言えばこれら一つだけでも悟れば、無明ではないということです。これらの一つだけでも悟って、無明の鍵を開き、バラモンのような人間でありたいものです。(2008年12月の記事)
欲のひも 怒りのひもを 断ち切って 悟りを開く バラモンたちは(398)
○人生の万能薬(慈悲の瞑想)
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように
*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。
~~~~~お知らせ~~~~~
◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。
朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。
但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。
変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。
詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。
◎2013年3月25日(月)~3月31日(日)はワンギーサが熱海における一週間宿泊自主冥想会を担当するために、ゴータミー精舎の朝晩の自主冥想会はお休み致します。
4月1日(月)からは通常通り朝晩の自主冥想会は再開致します。ご注意お願いいたします。
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心には怒るひも、
欲しがるひも、
バカになるひもがあるそうだ。
これらのひもを断ち切ると
怒らないし、欲しがらならなし、
バカにもならないそうだ。
○パーリ語原文と訳語
チェートゥワー ナッディン ワラッタンチャ
Chetvā naddhiṃ varattañca,
切断して ひも 皮ひもを と
サンダーナン サハヌッカマン
sandānaṃ sahanukkamaṃ;
綱を 手綱と共に
ウッキッタパリガン ブッダン
Ukkhittapalighaṃ buddhaṃ,
かんぬきを外して 悟った
タマハン ブルーミ ブラーフマナン
tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ.
彼を私は 呼ぶ バラモンと
○直訳
ひもと皮ひもを
綱を手綱と共に
かんぬきを外して悟った
彼を私はバラモンと呼ぶ
○意訳
紐(怒り)と革紐(渇愛)と
綱(六十二邪見)と手綱(煩悩)と共に切断し
かんぬき(無明)を開け、悟った人
彼を私はバラモンと呼ぶ
○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。
2008年12月
*欲のつな怒りのひもを断ち切って悟りを開くバラモンたちは
http://76263383.at.webry.info/200812/article_6.html
2009年10月
*欲のつな怒りのひもを断ち切って悟りを開くバラモンたちは(398)
http://76263383.at.webry.info/200910/article_11.html
○一口メモ
この詩が出来た因縁物語は次の通りです。二人の男が自分の牛の優劣を競うために、それぞれの頭の牛に重い荷車を引かせました。しかし、どちらの荷車も少しも動かず、荷車をつないでいる革紐が切れてしまいました。この様子を見ていた比丘たちは釈尊に報告しました。釈尊は革紐でも簡単に切れるが、怒りという紐や渇愛という革紐、六十二邪見という綱、煩悩という手綱はなかなか切れない。これらを切断して、無明という門の鍵を開け、四聖諦という真理を悟るように説法されたとのことです。
上の詩のカッコ内はパーリ文注解によるものです。六十二邪見とは、長部経典第一「梵網経」に解説されています。釈尊の時代の「我」と「世界」に関する六十二の哲学的見解であります。これらは現代にも通じる人間が考えられるすべての見解を網羅されています。
その邪見の概要の項目数だけを示します。
*過去に関する十八の邪見
1.常住論(四種)、2.部分的常住論(四種)、3.有限無限論(四種)、4.詭弁論(四種)、5.無因生起論(二種)
*未来に関する四十四の邪見
1.有想論(十六種)、2.無想論(八種)、3.非有想非無想論(八種)、4.断滅論(七種)、5.現世涅槃論(五種)
以上六十二の邪見は、すべてが囚われた見解であることが上記のお経で指摘されています。
今回の詩でもバラモンは、怒りと欲などの煩悩という私たちを拘束している紐、綱を断ち切るように述べられています。一人の人間が六十二の邪見を持っているわけではないのですが、いろいろな人間がいますから、いろいろな見解を持っています。それらを整理すると、六十二の邪見になったということです、自分が持っている見解がどの邪見にあてはまるかわかれば、すぐこの邪見を克服できるでしょう。そして無明という鍵を開けて、智慧の扉を開けるように教えています。
無明とは真理が分かってないということです。より具体的に言えば、四聖諦が理解できないことです。あるいは、諸行無常、一切皆苦、諸法無我が理解できないということです。逆に言えばこれら一つだけでも悟れば、無明ではないということです。これらの一つだけでも悟って、無明の鍵を開き、バラモンのような人間でありたいものです。(2008年12月の記事)
欲のひも 怒りのひもを 断ち切って 悟りを開く バラモンたちは(398)
○人生の万能薬(慈悲の瞑想)
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように
*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。
~~~~~お知らせ~~~~~
◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。
朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。
但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。
変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。
詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。
◎2013年3月25日(月)~3月31日(日)はワンギーサが熱海における一週間宿泊自主冥想会を担当するために、ゴータミー精舎の朝晩の自主冥想会はお休み致します。
4月1日(月)からは通常通り朝晩の自主冥想会は再開致します。ご注意お願いいたします。
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