わたしども 世尊のもとで 修行して 涅槃に至り 苦を滅します<32>

○少年少女のためのスッタニパータ32
・・・
生きる道
分かったからには
ブッダの教えに従って
八正道を実践しよう


32.第2 蛇の章 2.ダニア経 15

○毎田周一先生訳
私の妻も私も忠実にお教へ従ひます
「善く逝ける」あなたの許で清らかな修行をつみ
生と死の彼岸に渡り
苦しみのはてを超えてまゐります


○中村元先生訳
妻もわたしもともに従順であります。
幸せな人(ブッタ)のもとで清らかな修行を行いましょう。
生死の彼岸に達して、
苦しみを滅しましょう。」


○正田大観先生訳
牛飼い女(妻)も、わたしも、従順です。
善き至達者(ブッダ)のところで、梵行(禁欲清浄行)を行じおこないます。
生と死の彼岸に至り、
苦しみの終極[おわり]を為す者たちに成ります」〔と〕。


○パーリ語原文
 ゴーピー  チャ   アハンチャ  アッサワー
‘‘Gopī    ca     ahanca    assavā,
牛飼い女   と    私は と   従順な     

ブラフマチャリヤン  スガテー    チャラーマセー
brahmacariyaṃ     sugate     carāmase;
梵行を        善き人の所で  行います

ジャーティマラナッサ  パーラグー
Jātimaraṇassa      pāragū ,
生死の         彼岸に至り

ドゥッカッサンタカラー  バワーマセー
dukkhassantakarā     bhavāmase’’.
苦の終極を為す者に    なりましょう


○一口メモ
牛飼いのダニヤさんの言葉は、さらに続きます。
牛飼い女とは、すなわちダニヤさんの妻のことです。妻は従順であるとは既に述べました。同様に私と私の妻は世尊の教えに従順に、忠実に実践しますと述べます。
「梵行」とは性的な行為をしないことです。性的な行為をせず、淫らな行為をしないと誓います。
「善き人の所で行います」とは、世尊の所で梵行を実践しますということです。
「生死の彼岸に至り」とは、涅槃に達するためにという目標を示しています。
「苦の終極をなす」とは、輪廻の苦しみから解脱するということです。

ダニヤさんとその妻は世尊のもとで、新しい人生を歩み始めることになるのです。

実はこのダニヤ経の因縁物語は、世尊がダニヤさんとその妻が阿羅漢になる素質があることを察知しますが、洪水によって、命を失う危険があったために、彼らに近づき説法をしたということになっています。この話しはお話として聞いて頂けば、結構です。

しかし、今このような世尊(ブッダ)の説法を学んだ私たちにも、何時どのような災難が降りかかってくるかわかりません。そのような時でも、何ものにも執着せず、依存せず、自立した、自由な生き方を目指して、ダニヤさんのように、新しい人生を歩み始めるようではないでしょうか。ダニヤさんと妻が阿羅漢になる素質があったというように、このダニヤ経に縁があったあなたは阿羅漢になれる素質があるということだと思います。是非がんばって下さい。

これで、ダニヤ経は終わりでもよいように思いますが、このお経は徹底して親切なのです。最後のまとめに二つの偈が用意されています。

ダニヤさんと妻が俗世間から脱出しようとしている門出に、欲の世界の支配者である悪魔がそれを妨害しにくるのです。それが次回の偈です。


わたしども 世尊のもとで 修行して 涅槃に至り 苦を滅します<32>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。

~~~~~緊急連絡事項~~~~~

◎来る5月3日(金)の朝と夜の自主冥想会はお休みします。ワンギーサが兵庫県三田市のマーヤーデーヴィー精舎におけるウェーサーカ祭に参加のためです。

~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。
朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。
但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。
変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。
詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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お釈迦様の祝祭日を皆でお祝いしましょう!!!

ウェーサーカ祭

関東方面
2013年5月12日(日)
午前ゴータミー精舎で食事のお布施
午後 渋谷区立文化総合センター大和田さくらホール。入場無料。予約不要。
詳細:http://extech.xsrv.jp/wesak2013/

関西方面
2013年5月3日(金)
場所 マーヤーデーヴィー精舎 午前:食事のお布施 午後:記念法要
詳細:http://mayadevi.blog.eonet.jp/sanda/2013/04/44-bbfe.html

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この記事へのコメント

櫻井由紀
2013年05月02日 11:40
宇宙の法則=因果法則=因縁を
はっきりと体験し理解したダニヤさん夫婦。
嘗て存在していた様に思われた麗しき王国を
毎日神経をすり減らしながら管理していた日々は
ただの妄想であったと理解し
弱くて貧しかった心も
もう欲望の対象物の奴隷にはならず
仏教実践の道を選び
何ものにも束縛されない
究極的自由を目指すのですね。
私もダニヤさん夫婦を見習って
頑張ります。

カエルくん
2013年05月02日 11:55
こんにちは。
財産をなくして、正しい生き方に目覚めたダニヤさんは、やはり素質があったのだろうなあ、と思います。
GW。いつも以上に家族に振り回されています。突破口を探しています。
静まり
2013年05月02日 20:44
梵行は、刺激に依存しない、刺激によって苦をごまかさない生き方だと思いました。

根本仏教講義 23.刺激論を読みました。
こころざし
2016年02月24日 07:28
ブッダに帰依し、そして涅槃を目指して修行したいです。現在ブッダは存命ではないですが、教えて下さる素晴らしい師匠とご縁を頂けています。有難い事と心より感謝致します。
そして道を求めている方がご縁を持てますように、出来る事を実践して参りたいです。