その定は 即煩悩の 滅尽で 無間と言われる 幸いであれ<226>
○少年少女のためのスッタニパータ226.
・・・
慈しみの心、怒りの心、
優しい心、意地悪な心、
喜びの心、嫉妬の心、
落ち着いた心、昂奮している心、
心っていろいろあるね。
226.第2 小さな章 1.宝経 5.
○日本テーラワーダ協会訳
5.
最勝たる佛陀が、清浄なりとせし禅定は「無間」と呼ばるる。
彼の禅定に等しきものは存せず。
此の法(ダンマ)が勝宝たる由縁なり
此の真実により、幸いあらんことを。
○中村元先生訳
226
最も勝れた仏が讃嘆したもうた清らかな心の安定を、
「ひとびとは(さとりに向かって)間をおかぬ心の安定」と呼ぶ。
この(心の安定)と等しい者はほかに存在しない。
このすぐれた宝は理法(教え)のうちに存する。
この真理によって幸せであれ。
○正田大観先生訳
228.(226)
最勝の覚者が遍く褒め称えた、〔まさに〕その、清らかなる〔境地〕
――それを、〔賢者たちは〕「直後なる〔心の〕統一(無間定:時を要さず即座に結果が出る禅定)」と言う。
その〔心の〕統一(定:三昧の境地)と等しいものは、〔どこにも〕見い出されない。
これもまた、法(教え)における、妙なる宝である。
この真理によって、安穏有れ。(5)
○パーリ語原文
228.
ヤン ブッダセットー パリワンナイー スチン
Yaṃ buddhaseṭṭho parivaṇṇayī suciṃ,
所のもの ブッダ・最勝の 称賛した 清浄
サマーディマーナンタリカンニャマーフ
Samādhimānantarikaññamāhu;
心の統一・無間の・所のもの・言う
サマーディナー テーナ サモー ナ ウィッジャティ
Samādhinā tena samo na vijjati,
心の統一 それと 同じ ない 見ることが
イダンピ ダンメー ラタナン パニータン
idampi dhamme ratanaṃ paṇītaṃ;
これも 法 宝 優れた
エーテーナ サッチェーナ スワッティ ホンティ
Etena saccena suvatthi hotu.
この 真実で 幸せで あれ
○一口メモ
禅定を易しいものから難しいものの順に列挙してみます。
① 第一禅定:尋、伺、喜、楽、一境性の五支があります。
② 第二禅定:喜、楽、一境性の三支があります。
③ 第三禅定:楽、一境性の二支があります。
④ 第四禅定:捨、一境性の二支があります。
⑤ 空無辺処定:無辺の空間を所縁として定める禅定。
⑥ 識無辺処定:認識の無限を所縁として定める禅定。
⑦ 無所有処定:何ものもそこにはないものを所縁として定める禅定。
⑧ 非想非非想処処定:想でもない、無想でもない状態に入る禅定。
⑨ 滅尽定:すべての煩悩をなくした涅槃の境地。
以上です。この説明では禅定の内容はよくわからないと思いますが、この偈の説明にはこのような禅定があることを知っておけばよいと思います。また①から④までは色界禅定、⑤から⑧までは無色界禅定と言われています。
ついでに言えば、八正道の正定で定義されている禅定は①から④までの色界禅定です。これらの禅定に達したら、(達しなくとも、)ヴィパッサナー瞑想で智慧を開発して涅槃を目指すのです。
さて、⑨を除く禅定状態では、煩悩は心からなくなっているとは言えないのです。ただ瞑想状態の時に煩悩は眠っていて、機能していないだけなのです。瞑想を止めて、禅定から出てしまうとまた煩悩が現れてくるのです。ですから、禅定に入っただけでは悟ったとは言えないのです。
しかし、⑨滅尽定は涅槃の境地ですから、すべての煩悩をなくしているのです。逆に言えば、すべて煩悩をなくした人しか⑨滅尽定には入れないのです。これがブッダの褒め称える禅定です。この禅定に入った瞬間に、すべての煩悩をなくした悟りの禅定です。これを間のない、瞬間の悟りの禅定で、無間定と言われるのです。すべての煩悩をなくし、涅槃に到る禅定は最高です。これにまさる禅定はありません。ですから、これは最高の宝なのです。ブッダはこれを体験し、この智慧で私達に最高の幸せへの道を教えられたのです。
その定は 即煩悩の 滅尽で 無間と言われる 幸いであれ<226>
○人生の万能薬(慈悲の瞑想)
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように
*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。
~~~~~~お知らせ~~~~~~
◎緊急連絡:10月4日(金)は夜、なかの0小ホールで初期仏教月例講演会がりますので、夜のゴータミー精舎での自社瞑想会は中止します。
◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。
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慈しみの心、怒りの心、
優しい心、意地悪な心、
喜びの心、嫉妬の心、
落ち着いた心、昂奮している心、
心っていろいろあるね。
226.第2 小さな章 1.宝経 5.
○日本テーラワーダ協会訳
5.
最勝たる佛陀が、清浄なりとせし禅定は「無間」と呼ばるる。
彼の禅定に等しきものは存せず。
此の法(ダンマ)が勝宝たる由縁なり
此の真実により、幸いあらんことを。
○中村元先生訳
226
最も勝れた仏が讃嘆したもうた清らかな心の安定を、
「ひとびとは(さとりに向かって)間をおかぬ心の安定」と呼ぶ。
この(心の安定)と等しい者はほかに存在しない。
このすぐれた宝は理法(教え)のうちに存する。
この真理によって幸せであれ。
○正田大観先生訳
228.(226)
最勝の覚者が遍く褒め称えた、〔まさに〕その、清らかなる〔境地〕
――それを、〔賢者たちは〕「直後なる〔心の〕統一(無間定:時を要さず即座に結果が出る禅定)」と言う。
その〔心の〕統一(定:三昧の境地)と等しいものは、〔どこにも〕見い出されない。
これもまた、法(教え)における、妙なる宝である。
この真理によって、安穏有れ。(5)
○パーリ語原文
228.
ヤン ブッダセットー パリワンナイー スチン
Yaṃ buddhaseṭṭho parivaṇṇayī suciṃ,
所のもの ブッダ・最勝の 称賛した 清浄
サマーディマーナンタリカンニャマーフ
Samādhimānantarikaññamāhu;
心の統一・無間の・所のもの・言う
サマーディナー テーナ サモー ナ ウィッジャティ
Samādhinā tena samo na vijjati,
心の統一 それと 同じ ない 見ることが
イダンピ ダンメー ラタナン パニータン
idampi dhamme ratanaṃ paṇītaṃ;
これも 法 宝 優れた
エーテーナ サッチェーナ スワッティ ホンティ
Etena saccena suvatthi hotu.
この 真実で 幸せで あれ
○一口メモ
禅定を易しいものから難しいものの順に列挙してみます。
① 第一禅定:尋、伺、喜、楽、一境性の五支があります。
② 第二禅定:喜、楽、一境性の三支があります。
③ 第三禅定:楽、一境性の二支があります。
④ 第四禅定:捨、一境性の二支があります。
⑤ 空無辺処定:無辺の空間を所縁として定める禅定。
⑥ 識無辺処定:認識の無限を所縁として定める禅定。
⑦ 無所有処定:何ものもそこにはないものを所縁として定める禅定。
⑧ 非想非非想処処定:想でもない、無想でもない状態に入る禅定。
⑨ 滅尽定:すべての煩悩をなくした涅槃の境地。
以上です。この説明では禅定の内容はよくわからないと思いますが、この偈の説明にはこのような禅定があることを知っておけばよいと思います。また①から④までは色界禅定、⑤から⑧までは無色界禅定と言われています。
ついでに言えば、八正道の正定で定義されている禅定は①から④までの色界禅定です。これらの禅定に達したら、(達しなくとも、)ヴィパッサナー瞑想で智慧を開発して涅槃を目指すのです。
さて、⑨を除く禅定状態では、煩悩は心からなくなっているとは言えないのです。ただ瞑想状態の時に煩悩は眠っていて、機能していないだけなのです。瞑想を止めて、禅定から出てしまうとまた煩悩が現れてくるのです。ですから、禅定に入っただけでは悟ったとは言えないのです。
しかし、⑨滅尽定は涅槃の境地ですから、すべての煩悩をなくしているのです。逆に言えば、すべて煩悩をなくした人しか⑨滅尽定には入れないのです。これがブッダの褒め称える禅定です。この禅定に入った瞬間に、すべての煩悩をなくした悟りの禅定です。これを間のない、瞬間の悟りの禅定で、無間定と言われるのです。すべての煩悩をなくし、涅槃に到る禅定は最高です。これにまさる禅定はありません。ですから、これは最高の宝なのです。ブッダはこれを体験し、この智慧で私達に最高の幸せへの道を教えられたのです。
その定は 即煩悩の 滅尽で 無間と言われる 幸いであれ<226>
○人生の万能薬(慈悲の瞑想)
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように
*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。
~~~~~~お知らせ~~~~~~
◎緊急連絡:10月4日(金)は夜、なかの0小ホールで初期仏教月例講演会がりますので、夜のゴータミー精舎での自社瞑想会は中止します。
◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。
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