車の王は バラモンたちに 牛や臥具 よく飾られた 女を与えた<304>及び<305>

○少年少女のためのスッタニパータ304.305.
・・・
いろいろ欲しいものが有るでしょうが、
それらをリスットアップして、
どうしても必要なものか、
あった方がよいものか、
なくてもよいものか、
考えて下さい。
そうすると賢くなります。


スッタニパータ304.305. 第2 小さな章 7.バラモン法経 21.22.

○中村元先生訳
304
牛、臥具、衣服、
盛装化粧した女人、
またよく造られた駿馬に牽かせる車、
美しく彩られた縫物──、

305
部分ごとによく区画されている
美事な邸宅に
種々の穀物をみたして、
(これらの)財をバラモンたちに与えた。


○正田大観先生訳
307.(304) 
牛たち、臥具と、衣と、
〔装いを〕十二分に作り為した女性たちを、
さらには、良馬を繋ぎ見事に作られた諸々の車を、
諸々の彩りあざやかな刺繍を――(21)

308.(305) 
等分に〔計測され〕しっかりと区分された
諸々の喜ばしき住居地を
種々なる穀物で満たして、
〔それらの〕財を、婆羅門たちに与えました。(22)


○パーリ語原文
306.
ガーウォー     サヤナンチャ    ワッタンチャ
‘‘Gāvo       sayanañca      vatthañca,
牛たち        寝具と       衣服と   

ナーリヨー    サマランカター
nāriyo       samalaṅkatā;
女性たち     よく飾った

ラテー    チャジャンニャサンユッテー
Rathe     cājaññasaṃyutte,
車       また・駿馬につないだ

スカテー    チッタスィッバネー
sukate      cittasibbane.
よく作られた  あざやかな刺繍を

307.
ニウェーサナーニ     ランマーニ
‘‘Nivesanāni        rammāni,
住処を           喜ばしい

スウィバッターニ    バーガソー
Suvibhattāni       bhāgaso;
よく区画された     等分に

ナーナーダンニャッサ    プーレートゥワー
Nānādhaññassa        pūretvā,
種々の穀物で        満たして

ブラフマナーナマダー   ダナン
brāhmaṇānamadā      dhanaṃ.
バラモンたちに与えた   財産を


○一口メモ
王は、バラモンたちが王のために犠牲を伴う祭りをとり行ったので次のようなものを与えました。
長い間粗末な食べ物で疲れているだろうからと言って、五味を取るための牛の群れを与えました。
長い間露地で、粗末な衣をつけ、一つの寝床で、足で歩いて、樹の根本などに住んでいたのだろうからと言って、鮮やかな刺繍の衣服や、山羊の毛皮の敷物をしいた立派な寝床、駿馬でつないで馬車を与えました。また、美しく着飾られた女まで与えたのです。さらに、快適な住まいやいろいろな穀物やそのた金や銀の財産をバラモンたちに与えました。

バラモンたちの計画は効を奏したのですが、四十八年間、粗末な食べ物を食べ、粗末な衣類を着て、粗末な寝床で、歩き、樹の根本で、禁欲の修行をしたかを忘れてしまったのです。


車の王は バラモンたちに 牛や臥具 よく飾られた 女を与えた<304>

車の王は バラモンたちに 邸宅や 種々の穀物 財を与えた<305>



○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎12月28日(土)から1月3日(金)のゴータミー精舎における夜の自主瞑想会はお休みいたします。朝5時から7時の自主瞑想会は通常通り行います。理由はワンギーサが熱海の瞑想合宿に参加するためです。朝の自主瞑想会は代理人により通常通り開催いたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

櫻井由紀
2013年12月20日 08:54
四十八年間の修行で
「ありのまま」を観るに到らなかった。
忘れてしまったと言う事は
「教理」と「実践」までは
行ったのでしょうが
「体得」には到達していなかったのですね。
「正しい気づき・観察」が無いと
こんな事が起こるのですね。
肝に銘じます。

生きとし生けるものが幸せでありますように
ななつ
2013年12月20日 16:46
悟りに至らないと、48年修行しても
欲を離れた心の清らかさ、安らかさを忘れて
心を汚してしまうという戒めですね。

生きとし生けるものが幸せでありますように。
ごろた石てつや
2013年12月20日 21:48
お釈迦様とバラモンの実践の違いの一つは、
バラモンは、五識にふれない環境で修行をするが、
お釈迦様は、六識に触れる情報により起こる因果を断指の如く捨て去る。

このように、意識して自制心を育てるのが仏教だと理解しております。

Etaṃ santaṃ etaṃ paṇītaṃ yadidaṃ ― upekkhā’ti
てくてく
2013年12月22日 22:58
こんばんは
バラモンが欲に染まる様子を繰り返し学ぶうちに、バラモンたちは本物の幸せを知らないのだと気づきました。
正しく善と悪を教えられないことは本物の不幸だと解ります。
ダンマパダの194番の通り、ブッダが地上に現れること、正しい真理の教えを説くことは幸せです。
本物の幸せに出会えたいま、これより他はありません。
明るい心ひとつだけ。
そこに素直に正直に歩んでいきます。

生きとし生けるものが幸せでありますように
こころざし
2016年05月15日 08:53
バラモンが、誘惑的なものに簡単に落ちる状況を、俗世間と同じ感覚で感じました。人間らしい、という表現にもなるでしょうか。そうしますと、バラモンという名前が合っていない印象を受けます。
また、48年も修行したのに、真理が分かっていなかったという事になるかと思います。失望を感じます。
ブッダの偉大さをあらためて感じます。