バラモンの 法が廃れて 世の中に 分裂起こり 平和が去った<314>

○少年少女のためのスッタニパータ314.
・・・
ルールを守らなければ
ゲームはできない。
楽しく遊べなくなるのです。


スッタニパータ314. 第2 小さな章 7.バラモン法経 31.

○中村元先生訳
314
このように法が廃れたときに、
隷民(シュードラ)と庶民(ヴァイシヤ)との両者が分裂し、
また諸々の王族がひろく分裂して仲たがいし、
妻はその夫を蔑むようになった。


○正田大観先生訳
317.(314) 
このように、法(正義)が失われたとき、
隷民と庶民たちは分裂し、
士族たちは多々に分裂し、
妻は亭主を軽蔑しました。(31)


○パーリ語原文
316.
エーワン     ダンメー        ウィヤーパンネー
‘‘Evaṃ      dhamme        viyāpanne,
このように    法が失われた時   失われた

ウィビンナー    スッダウェッスィカー
vibhinnā       suddavessikā;
分裂した      隷民と庶民が

プトゥー    ウィビンナー    カッティヤー
Puthū     vibhinnā       khattiyā,
多くの     分裂した     士族が

パティン    バリヤーワマンニャタ
patiṃ      bhariyāvamaññatha.
夫を      妻が軽蔑した


○一口メモ
「このように法が廃れたときに」の法とはバラモン法でありますが、それはこの「バラモン法経」の始めに述べられた次の事がらです。
1. 欲望の対象を捨て、自己の理想を行うこと。
2. 家畜、黄金、穀物を所有しないこと。
3. ヴェーダ読誦を宝として、梵天のような崇高な生き方を守ること。
4. 48年間の禁欲生活をし、知と行を実践すること。
5. 他のカーストの女をめとらないこと、妻を買うことがないこと。
6. 妻に近づけるとき以外が淫欲の交わりを行なわないこと。
7. 不淫の行、戒律、正直、温順、苦行、柔和、不傷害、忍耐を尊重すること。
8. 祭祀のために牛を殺さないこと。
以上のような法が守られなくなったのです。

その結果、病気が増えたこと、バラモンは人々から非難されるようになったことは既に述べました。今回述べられていることは、カーストの隷民と庶民が分裂したということです。また、多くの士族が分裂しました。分裂したということは何を意味するのでしょうか。それは争いが起こったということです。人々の生活から平和が奪われたということです。この偈では、さらに「妻が夫を軽蔑した」と述べられています。これは、本来、憩いの場である家庭からも安らぎがなくなったということです。バラモンたちが法を守らなくなったことの代償がいかに大きかったか分かります。


バラモンの 法が廃れて 世の中に 分裂起こり 平和が去った<314>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎12月28日(土)から1月3日(金)のゴータミー精舎における夜の自主瞑想会はお休みいたします。朝5時から7時の自主瞑想会は通常通り行います。理由はワンギーサが熱海の瞑想合宿に参加するためです。朝の自主瞑想会は代理人により通常通り開催いたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

櫻井由紀
2013年12月28日 10:51
自分で心身をコントロール出来ないのなら
自分は自分自身の「主」とは言えません。
三毒に「心」を乗っ取られ
生じた強烈な欲望を基準にして
物事を観れば生存本能に根ざした
「我」に執着することになり
苦しみが増すばかりです。
人の価値基準は「我」の錯覚から生じ
みなバラバラですから
互いに比較しあい
優劣を決めようと争うのですね。
外的価値にとらわれ
心の浄化の追求を忘れてしまったようですね

心穏やかに生きる努力を忘れません。
生きとし生けるものが幸せでありますように
こころざし
2016年05月17日 19:02
争いが起こり、そして家庭内でも安らぎがないとなると、さぞかし殺伐とした状況になったのではと思いました。牛は殺され多くの方が安らぎを得られず・・の状況時のバラモンの心境はどうだったのでしょうか。何か恐ろしく感じます。
心穏やかに生きれる幸いを思い、そしてそれを自ら揺るがさない様に戒めたいです。