覚った方 魔の征服者 天人の師 自ら渡り 衆生渡らす<545>
○少年少女のためのスッタニパータ<545>
・・・
お釈迦さまは人類の教師です。
方法を教えてくれます。
しかし、答えは教えてくれません。
答えは自分で解もくのです。
第3 大きな章 6.サビヤ経 36.
○中村元先生訳
545
あなたは覚った人です。あなたは師です。
あなたは悪魔の征服者です、賢者です。
あなたは煩悩の潜在的な可能力を断って、
みずから[彼岸に]渡りおわり、またこの人々を渡すのです。
○正田大観先生訳
551.(545)
あなたは、覚者です。あなたは、教師です。
あなたは、悪魔を征服する牟尼です。
あなたは、諸々の悪習(随眠)を断ち切って、
〔激流を〕超えた者として、この人々を〔彼岸へと〕超え渡します。(36)
○パーリ語原文
550.
トゥワン ブッドー トゥワン サッター
‘‘Tuvaṃ buddho tuvaṃ satthā,
あなたは 覚者 あなたは 教師
トゥワン マーラービブー ムニ
tuvaṃ mārābhibhū muni;
あなたは 悪魔の征服者 聖者
トゥワン アヌサヤー チェートゥワー
Tuvaṃ anusaye chetvā,
あなたは 潜在煩悩を 断ち切って
ティンノー ターレースィ マン パジャン
tiṇṇo tāresi maṃ pajaṃ.
渡り 渡らせる 自分を 人々を
○一口メモ
今回、サビヤさんはブッダの次の六つの特徴をあげて称賛しています。
1.覚った方:
四つの真理(四聖諦)をみずから覚り、自己の覚った道を世間に示し指導する方。
覚りについてもう少し説明しますと、ブッダは覚りを四段階に分析し、十結(10の煩悩)と覚りの四段階の関係を明らかにしています。次のブログ記事で述べました。
一切の 結縛断った 解脱者を 時に応じて 供養しなさい<491>
http://76263383.at.webry.info/201406/article_16.html
覚りを苦との関係で述べることもできます。苦をなくした方が悟った方なのです。最近、このブログにいろいろコメントして下さるSRKWブッダ様は苦の本体は「ナーマ・ルーパ(心・身体)」だと述べておられます。そこから考察すると、預流果者、一来果者は心の苦をなくした方、不還果者は身体の苦をなくした方、阿羅漢果者(=仏)は心と身体の苦をなくし、衆生が涅槃に至ることを願う方となります。ブッダは覚りの最終段階の阿羅漢果者です。
2.教師:
ブッダは阿羅漢果者ですので、衆生が涅槃に至ることを願い、神々と人々を諭し、教えることができる方になるのです。
3.悪魔を征服する聖者:
欲界の支配者し、覚りを妨害する悪魔を克服して、涅槃に至った聖者。
4.潜在的煩悩を断ち切った方。
潜在煩悩について次のブログ記事で述べました。
願うこと 求めることない 修行者は この世において 正遊行する<369>
http://76263383.at.webry.info/201402/article_25.html
苦の本体は「ナーマ・ルーパ(心・身体)」だと考察すると、顕在的煩悩は心に基づくもの、潜在的煩悩は身体に基づくものと考えると分かりやすいと思います。(もしかしたら、かえって分かりにくくなった方がおられるかもしれませんがあしからず。今後だんだん説明することになると思います。)
5.自ら渡った方:
この「渡った」とは何を渡ったのか明らかにしなければいけません。中村先生訳では、彼岸(涅槃)に渡ったとしています。正田先生は激流(煩悩)を渡ったとしています。注釈書では輪廻を渡ったと書かれています。これらはすべて同じ内容です。すべての煩悩をなくして、解脱して、涅槃に至ったことです。
6.人々を渡らせる方:
上の「5.自ら渡った方」なので、また衆生が涅槃に至ることを願う方なので、人々も自分と同じように、激流を渡らせ、彼岸(涅槃)に渡らせたいと願うのです。サビヤさんはブッダが人々を渡らせる方と述べましたが、涅槃に至るかどうかは本人次第なのです。ブッダといえども、涅槃に至りたいと望まない人を渡らすことはできません。
覚った方 魔の征服者 天人の師 自ら渡り 衆生渡らす<545>
○人生の万能薬(慈悲の瞑想)
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように
*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。
~~~~~~お知らせ~~~~~~
◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。
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お釈迦さまは人類の教師です。
方法を教えてくれます。
しかし、答えは教えてくれません。
答えは自分で解もくのです。
第3 大きな章 6.サビヤ経 36.
○中村元先生訳
545
あなたは覚った人です。あなたは師です。
あなたは悪魔の征服者です、賢者です。
あなたは煩悩の潜在的な可能力を断って、
みずから[彼岸に]渡りおわり、またこの人々を渡すのです。
○正田大観先生訳
551.(545)
あなたは、覚者です。あなたは、教師です。
あなたは、悪魔を征服する牟尼です。
あなたは、諸々の悪習(随眠)を断ち切って、
〔激流を〕超えた者として、この人々を〔彼岸へと〕超え渡します。(36)
○パーリ語原文
550.
トゥワン ブッドー トゥワン サッター
‘‘Tuvaṃ buddho tuvaṃ satthā,
あなたは 覚者 あなたは 教師
トゥワン マーラービブー ムニ
tuvaṃ mārābhibhū muni;
あなたは 悪魔の征服者 聖者
トゥワン アヌサヤー チェートゥワー
Tuvaṃ anusaye chetvā,
あなたは 潜在煩悩を 断ち切って
ティンノー ターレースィ マン パジャン
tiṇṇo tāresi maṃ pajaṃ.
渡り 渡らせる 自分を 人々を
○一口メモ
今回、サビヤさんはブッダの次の六つの特徴をあげて称賛しています。
1.覚った方:
四つの真理(四聖諦)をみずから覚り、自己の覚った道を世間に示し指導する方。
覚りについてもう少し説明しますと、ブッダは覚りを四段階に分析し、十結(10の煩悩)と覚りの四段階の関係を明らかにしています。次のブログ記事で述べました。
一切の 結縛断った 解脱者を 時に応じて 供養しなさい<491>
http://76263383.at.webry.info/201406/article_16.html
覚りを苦との関係で述べることもできます。苦をなくした方が悟った方なのです。最近、このブログにいろいろコメントして下さるSRKWブッダ様は苦の本体は「ナーマ・ルーパ(心・身体)」だと述べておられます。そこから考察すると、預流果者、一来果者は心の苦をなくした方、不還果者は身体の苦をなくした方、阿羅漢果者(=仏)は心と身体の苦をなくし、衆生が涅槃に至ることを願う方となります。ブッダは覚りの最終段階の阿羅漢果者です。
2.教師:
ブッダは阿羅漢果者ですので、衆生が涅槃に至ることを願い、神々と人々を諭し、教えることができる方になるのです。
3.悪魔を征服する聖者:
欲界の支配者し、覚りを妨害する悪魔を克服して、涅槃に至った聖者。
4.潜在的煩悩を断ち切った方。
潜在煩悩について次のブログ記事で述べました。
願うこと 求めることない 修行者は この世において 正遊行する<369>
http://76263383.at.webry.info/201402/article_25.html
苦の本体は「ナーマ・ルーパ(心・身体)」だと考察すると、顕在的煩悩は心に基づくもの、潜在的煩悩は身体に基づくものと考えると分かりやすいと思います。(もしかしたら、かえって分かりにくくなった方がおられるかもしれませんがあしからず。今後だんだん説明することになると思います。)
5.自ら渡った方:
この「渡った」とは何を渡ったのか明らかにしなければいけません。中村先生訳では、彼岸(涅槃)に渡ったとしています。正田先生は激流(煩悩)を渡ったとしています。注釈書では輪廻を渡ったと書かれています。これらはすべて同じ内容です。すべての煩悩をなくして、解脱して、涅槃に至ったことです。
6.人々を渡らせる方:
上の「5.自ら渡った方」なので、また衆生が涅槃に至ることを願う方なので、人々も自分と同じように、激流を渡らせ、彼岸(涅槃)に渡らせたいと願うのです。サビヤさんはブッダが人々を渡らせる方と述べましたが、涅槃に至るかどうかは本人次第なのです。ブッダといえども、涅槃に至りたいと望まない人を渡らすことはできません。
覚った方 魔の征服者 天人の師 自ら渡り 衆生渡らす<545>
○人生の万能薬(慈悲の瞑想)
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように
*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。
~~~~~~お知らせ~~~~~~
◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。
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