ブッダ様 我ら二人は 知識人 ポッカラサーティ タールッカの弟子<594>及び<595>

○少年少女のためのスッタニパータ<594><595>
・・・
バーラドヴァージャ青年は
「生まれによってバラモンになる」と主張した。
ヴァーセッタ青年は
「行為によってバラモンになる」と主張した。
二人とも聖典をよく学んだ学者です。


第3 大きな章 9.ヴァーセッタ経 1.2.

○中村元先生訳
594
「われら両人は三ヴェーダの学者であると、
(師からも)認められ、みずからも称しています。
わたくしはポッカラサーティの弟子であり、
この人はタールッカの弟子です。

595
三ヴェーダに説かれていることがらを、
われわれは完全に知っています。
われわれはヴェーダの語句と文法とに精通し、
ヴェーダ読誦については師に等しいのです。


○正田大観先生訳
600.(594) 
〔ヴァーセッタ学徒が尋ねた〕
「わたしたちは、両者ともに、〔他者も〕承認し〔自らも〕明言する、
三つのヴェーダ〔の知〕ある者(ヴエーダ聖典の精通者)として、〔世に〕存しています。
わたし(ヴァーセッタ学徒)は、ポッカラサーティの、
この者(バーラドヴァージャ学徒)は、タールッカの、学徒(弟子)です。(1)

601.(595) 
すなわち、三つのヴェーダ(ヴェーダ聖典)について告げられたなら、
そこにおいて、〔わたしたちは〕全一の者たちとして、存しています。
〔わたしたちは〕詩句に通じ文法に精通する者たちとして、
〔聖典の〕詠唱については師匠と同等の者たちとして、存存しています。(2)


○パーリ語原文
599.
アヌンニャタパティンニャーター
‘‘Anuññāta・paṭiññātā,
認められた・公言した

テーウィッジャー    マヤマスムボー
tevijjā           mayam・asm・ubho;
三ヴェーダ学者     私達は・ある・両者

アハン    ポカラサーティッサ
Ahaṃ     pokkharasātissa,
私は      ポッカラサーティの(学生)

タールカッサーヤン         マーナボー
tārukkhassāyaṃ           māṇavo.
タールッカの・こちらは        学生


600.
テーウィッジャーナン    ヤダッカータン
‘‘Tevijjānaṃ          yad・akkhātaṃ,
三ヴェーダの         何が・説かれても

タトゥラ    ケワリノースマセー
tatra      kevalino・smase;
それを     ことごとく知り

パダカスマ           ウェッヤーカラナー
Padaka・sma          veyyākaraṇā,
聖句に通じた者で・ある   文典に通じた者

ジャッペー    アーチャリヤサーディサー
jappe       ācariya・sādisā.
読誦では    師匠・同じです 


○一口メモ
バーラドヴァージャ青年の「生まれによってバラモンになる」という主張とヴァーセッタ青年の「行為によってバラモンになる」の主張のどちらが正しいか、ブッダに判定して頂くために、二人はブッダのもとへ行き、質問することにしました。

今回の二つの偈は、二人のバラモン青年の質問の前の自己紹介です。面識のない人に物を聞く時は、まず自己紹介をしてから、質問すべきものなのです。

この自己紹介では、自分たちはそれぞれポッカラサーティとタールッカという有名はヴェーダの師匠の弟子で、自分たちは自他共に認める一流の知識人であると述べているのです。


ブッダ様 我ら二人は 知識人 ポッカラサーティ タールッカの弟子<594>

我々は ヴェーダの語句 文法を 知り尽くし 師匠と等しい<595>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎9月19日から9月23日まで熱海に瞑想合宿があり、ワンギーサ比丘はそれに参加しますが、ゴータミー精舎における朝の自主瞑想会は通常通り開催します。
夜の自主瞑想会は9月19日(金)、22日(月)、23日(火)は開催しますが、9月20日(土)、9月21日(日)は休みます。



◎雨安居中のゴータミー精舎では火曜日の夜の自主瞑想の始めに「初法輪経」を唱えることにしました。興味がある方は是非参加してください。心が穏やかになり、「眼が生じ、智が生じ、慧が生じ、明らかになり、光が生じる」気がします。(初転法輪経の言葉)


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

あすか
2014年09月09日 09:00
お釈迦様はいつも相手のレベル・興味等に、
ぴたりとあったお話をなさいます。

このハイレベルなお二方向けのお話は
どんなものになるのでしょう。

がんばってついていきます。
こころざし
2016年08月12日 10:11
「生まれによってバラモンになる」と教え込まれ、それが当たり前になっている方がいるのを驚異にも感じますが、当時これが普通でそうでない方の方が異常的な存在だったのかもと想像致します。その後の展開が楽しみです。