いにしえの バラモン達は バラモンの 一人の妻と 喜び合った<再290>

○ワン爺さんの独り言<290>
・・・
お互いとの共同生活が
お互いの幸福と成長になる
結婚が望まれる。


第2 小さな章 7.バラモン法経 7.

○中村元先生訳
290
バラモンたちは他の(カーストの)女を娶らなかった。
かれらはまたその妻を買うこともなかった。
ただ相愛して同棲し、
相和合して楽しんでいたのであった。


○正田大観先生訳
293.(290) 
婆羅門たちは、他者〔の妻〕のもとに赴きませんでした。
また、彼らは、妻を買うこともありませんでした。
まさしく、相愛の者と共に住むこと(夫婦生活)を、
一緒になって喜び合いました。(7)


○パーリ語原文
290.
ナ    ブラーフマナー   アンニャ マガムン
Na     brāhmaṇā       aññam   agamuṃ,
ない   バラモンたちは   他(妻)へ 行か(ない)

ナ ピ     バリヤン    キニンス   テー
na pi      bhariyaṃ    kiṇiṃsu     te,
ない また   妻を      買った     彼らは

サンピイェーネーワ    サンワーサン
sampiyen’eva        saṃvāsaṃ,
相愛して・だけ       共に住むことを

サンガントゥワー    サマローチャユン
saṅgantvā         samarocayuṃ.
相和合して        喜びあった


○一口メモ
昔のバラモンは長い期間、禁欲の修行を行ってから、家住期という家庭にあって子をもうけ一家の祭式を主宰する時期を迎えました。しかし、彼らはバラモン以外からの女子を妻とはしませんでした。これは階級の秩序を守るためでした。また、後の世で一部の者が妻を買うというようなことが行われましたが、彼らはそのようなことはしませんでした。

しかし、バラモン達は、そのような長い期間禁欲行を行っても、妻を求めるのは何故でしょうか?また、何故一生禁欲行者でいなかったのでしょうか? それは間違った見解によるものでした。彼らには次のような見解がありました。「誰でも息子を作らない者は、家系の断絶を行うものだ。そのようになれば地獄で焼かれる。」というものです。バラモン達は家系の断絶を怖れて妻を求めました。そういうわけで、昔のバラモン達は正しい行いもしましたが、「怖れなくともよいものを怖れた」という無知もあったのです。


○前回のこの偈の解説

いにしえの バラモン達は バラモンの 一人の妻と 喜び合った<290>
http://76263383.at.webry.info/201312/article_6.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

生きとし生けるものは幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごことが叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


○アラナ精舎雨安居日記 
2016.10.11.(火) 第84日目
昨日のアラナ精舎に大掃除で精舎はきれいになったが、泊まり込みで庭の剪定及び清掃を行ってくれた方が、今日も僧房の玄関前の庭のついても行ってくれた。本当に徹底的に行ってくれた。彼は姫路市に住まわれていることが今日分かった。
また熱海在住の、仏法学舎の瞑想合宿にたびたび参加されていた方が、仕事の都合で大阪に来られたという。そのついでに今日はアラナ精舎にも立ち寄ってくれた。
昼食後、姫路の方と熱海の方と私で瞑想について話をした。姫路の方は来月、ミャンマーのマハーシー瞑想センターに行かれると言うことだ。ミャンマーでは、マハーシー瞑想センターの外には、パオ森林僧院なども有名でだ。その瞑想方法の大きな違いは、マハーシー方式では始めからヴィパッサナー瞑想の修行を行うが、パオ方式は始めにサマタ瞑想を行い次にヴィパッサナー瞑想を行うと言われている。どちらも、目指すはヴィパッサナー瞑想を行って智慧を開発するということでは違いがない。

瞑想の 方法いろいろ ありますが 功徳を積んで 解脱するのだ


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎10月15日(土)は雨安居終了日ですので、今回は東京都八王子市の善東院にある戒壇でウポーサタ(布薩)を行います。その為、クサラダンマ長老と私ワンギーサはそちらに出かけます。クサラダンマ長老は翌日16日岸和田に戻り、私は18日に戻る予定です。

◎私は現在、雨安居のため大阪府岸和田市のアラナ精舎滞在しております。上記10月15日~18日以外は、アラナ精舎のカティナ衣法要(10月23日「日」)まで、こちらに滞在することになります。それ以後については11月3日のゴータミー精舎のカティナ衣法要に参加するために東京に行きますが、その後、しばらくこちら(岸和田)にしばらく滞在させて頂きたいと考えています。宜しくお願い致します。

◎このブログ記事に共感された方は右上の仏教バナーを一日一回クリックして下さい。そうすると、仏教ブログのランキングが上昇します。ランキングが上昇すると閲覧者が増えると思われるからです。御支援をお願い致します。


この記事へのコメント

kempsford
2016年10月12日 04:24
おはようございます。
バラモン達が、ブッダの教えを乞う比丘の方々を蔑んでおり、その理由が、「『出家』しているから」、「『禿頭』であるから」、ということは、経典のなかでも、よく出てきます。なぜバラモンは、真理を求めて出家し、修業に励む比丘の方を蔑むのか?と不思議でしたが、本日の先生の解説で、合点が生きました。と同時に、「そのようになれば地獄で焼かれる」という邪見・無知の愚かさを痛感しました。ご指導ありがとうございました。
こころざし
2016年10月12日 19:16
本文を拝見し、バラモンが家系・血筋が絶えない、事を大事にした様子を感じました。これは差別という意味にもなるでしょうか。当時は特に家柄や血筋が大事にされたのではと想像致しましたが、無知だからそうなったとの解釈で良いのかなと思っています。
安居日記を拝見し、海外に冥想実践に行かれる方の熱心さを思いました。私は当面はそのような状況にならないですが、日本で長老の元で出来る事をさせて頂きたいと思っています。
ワンギーサ長老・皆様にとって、素適な夜となりますように。
たか坊
2016年12月19日 21:18
今回も明るく楽しく学べたコトを嬉しく思います♪