ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第1章 無常 第25偈

25 大空の中にいても、大海の中にいても、山の中の奥深いところに入っても、およそ世界のどこにいても、死の脅威のない場所は無い。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
ダンマパダ127偈と128偈はそれぞれ次の通りです。

127 大空の中にいても、大海の中にいても、山の中の奥深いところに入っても、およそ世界のどこにいても、悪業から脱れることのできる場所はない。

128 大空の中にいても、大海の中にいても、山の中の洞窟に入っても、およそ世界のどこにいても、死の脅威のない場所は無い。

今回の感興句は、ダンマパダ127偈の「悪業から脱れることのできる場所はない。」が128偈の「死の脅威のない場所は無い。」と入れ替わっている形になっています。

いずれにしても、この世界のどこにも、死の脅威のない場所も悪業から脱れることのできる場所はないのです。

しかし、前回の感興句で紹介しましたように、この世界で道を修して汚れを去って解脱できれば、この世界(輪廻の世界)から脱して、全き安らぎの世界(ニルヴァーナ)に入り、死の脅威や悪業から脱することができるのです。


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