感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第15章 念(おも)いをおちつけて 3偈

3 身体についてつねに真相を念(おも)い、つねに諸の感官を慎しみ、心を安定させている者は、それによって自己の安らぎを知るであろう。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)

(パーリ文「ウダーナ」3・5にも、同様の偈がありますが、ここでは引用を省略します。)


*法津如来のコメント
この偈で注意して読むべきことは、「身体についてつねに真相を念(おも)い」であります。身体について気をつけている事ではありません。身体の真相に気をつけている事であります。

原始経典では、身体は形態と訳されることがあります。

例えば、スッタニパータ872には次のように述べられています。

「名称と形態とに依って感官による接触が起る。諸々の所有欲は欲求を縁として起る。欲求がないときには、<わがもの>という我執も存在しない。形態が消滅したときには<感官による接触>は働かない。」

名称と形態については、SRKWブッダの理法「名称と形態」に詳しく解説されています。是非参照してください。
http://srkw-buddha.main.jp/rihou006.htm




この記事へのコメント

siro
2019年01月29日 07:15
はじめまして 法津如来さま
数年前より拝見・拝読させていただいておりました。
先日の記事により解脱知見を得られたとあり、なにやら喜ばしいような畏れ多いような気分になり、ついついコメントさせていただきました。
今後も、どうか感興のことば賜りますように