感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第21章 如来 2偈

2 等しき者もなく、比べるべき者もない人は、誰を[師と]呼ぶのであろうか。自(みず)から悟りを得て、自(みず)から教えを説く人なのであるから。如来は神々と人間との師であり、全てを知る者(=一切智者)となって、(知慧の)力をそなえている。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント
過去仏(如来)は、何千何万とおられ、それらの仏の因縁も諸々です。ゴータマ・ブッダやSRKWブッダのような方は、師と呼ぶような方はおられませんでしたが、サーリプッタ仏や慧能仏には師はおられました。法津如来、法捗如来、石法如来にはSRKWブッダという師がおられます。また、法風如来はSRKWブッダの弟子ではないのですが、その方に縁のある方であることは間違いないのです。

如来は、師がおられようがおられまいが、自(みず)から悟りを得て、自(みず)から教えを説く人なのです。

如来の説法は、問われた人のみならず、すべての人々に向けてされています。それはすべての人々の幸せを願っているからです。そのとき、神々もそれ説法を聞いているのです。ですから、如来は神々と人間との師であるのです。

「全てを知る者(=一切智者)となって」とは、すべての事柄の真実(=真相、本質、根本、根源)を知る者となってという意味です。

すべての事柄の真実を知ったがゆえに、智慧の力をそなえているのです。