感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第22章 学問 19偈

19 聖者の説きたもうた真理を喜んでいる人々は、そのとき、かれらの説くことをことばでも実行する。かれは忍耐と柔和と瞑想とのうちに安定し、学問と知能との真髄にも達したのである。

(スッタニパータ330 聖者の説きたもうた真理を喜んでいる人々は、そのとき、かれの説くことをことばでも、こころでも、行いでも、最上である。かれは平安と柔和と瞑想(めいそう)とのうちに安定し、学問と智慧との真髄に達したのである。)

                           以上第22章 学問

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

昨日掲載した18偈では、聖者の説きたもうた真理を理解することの重要性が述べられていました。今回の偈では、さらに進んでそれを喜ぶ人々について述べられています。そのような人々は、それを実行するのです。

19偈では具体的に書いてありませんが、「ことばでも」ということは、心でも、行いでもということでしょう。

「忍耐と柔和と瞑想とのうちに安定し」とは、一つのことです。思いやりがあり、優しくて、落ち着いているのです。

「学問と知能との真髄にも達した」の「学問」は、すでに説かれているように単なる知識ではなく徳行が具わっているのです。SRKWブッダの理法「学識」と考えてよいでしょう。
http://srkw-buddha.main.jp/rihou080.htm

「知能」とは、スッタニパータ330にあるように、智慧と考えてよいでしょう。また、「真髄」については、スッタニパータ330の注に「精、精髄、中核、本質の意。」と記されています。真髄に達して、解脱に至るのです。






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