#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第25章 友 23偈

23 称賛してくれる愚者と、非難してくれる賢者とでは、愚者の発する賞賛よりも、賢者の発する非難のほうがすぐれている。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

この偈は、一昨日掲載した21偈と同様の趣旨のものです。もう一度掲載します。

21 (友となって)同情してくれる愚者よりも、敵である賢者のほうがすぐれている。同情してくれる愚者は、(悪いことを教えて)ひとを地獄にひきずり下(おろ)す。

称賛してくれる愚者の言葉に従うと地獄に落ち、避難してくれる賢者の発する言葉に従うと解脱に導かれるのです。

さて、一昨日のコメントで、今回の選挙で参議院議員になられたALS患者の舩後靖彦さんの言葉をうる覚えで引用しましたが、少し気になりましたので、舩後靖彦・寮美千子共著「しあわせの王様」(ロクリン社)を購入し、読んでみましたので、正確な言葉を引用します。

(以下引用)
舩後は言う。「わたしは『ALSになった』という、たった一つのアンラッキーと引き換えに、無限の数のラッキーを、手に入れてしまった。これをしあわせと言わずして、なにをしあわせと言うのだろう?」と。
(以上引用)

さらに、舩後さんの奥さんの一文も記されていましたので、それも引用します。
(以下引用)
パパ。あなたはほんとうにしあわせですね。応援してくださるかたが沢山いて。普通に暮らしていると気がつかないけれど、世の中にはこんなにもあたたかい心が溢れているのですね。体が不自由で話すことが出来なくても、あなたのまわりには手となり足となり、そして声となって応援して下さるかたがいる。ほんとうにありがたいことです。パパ、あなたの使命! 応援して下さる皆様への感謝を、何かのかたちであらわさなくれは! 世の中にはつらいことや悲しいことが沢山あって、人生に絶望してしまっている人たちもいるかもしれない。そんな人たちに「もうちょっと待って、独りぼっちじゃないよ。いきていれば、いつか優しさにであえるよ。あなたのまわりにもきっとあったかい心があるよ。」って伝えていかなくては。」
(以上引用)