#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 12偈

12 修行僧のこの舟から水を汲み出せ。汝が水を汲み出したならば、舟は軽やかになるだろう。情欲と怒りとを断ったならば、汝は安らぎ(ニルヴァーナ)におもむくであろう。 

(ダンマパダ369 修行僧よ。この舟から水を汲み出せ。汝が水を汲み出したならば、舟は軽やかにやすやすと進むであろう。貪りと怒りとを断ったならば、汝はニルヴァーナにおもむくであろう。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

安らぎ(ニルヴァーナ)に向かうためには、はじめにそれに向かおうと思うことが必要です。そのような思いが生まれるためには、善友の言葉が必要です。

そしてまた、その言葉を聞き取れるためには、情欲と怒りがないことが必要です。情欲と怒りがあるとそれを聞き取れないのです。安らぎ(ニルヴァーナ)は、情欲と怒りと反対方向にあるものだからです。
ちなみに、ここで情欲ということばが使われているのは、単なる欲ではなく、不必要な欲を意味しています。ただし、怒りはすべて不必要なものであり、必要な怒りはありません。