#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 30偈

30 (自分に)ひとしい、あるいはひとしくない生れ、生存をつくり出す諸の形成力を聖者は捨て去った。内的に瞑想を楽しみ、心を安定統一して、(自分の)覆いを破ってしまった。___卵の膜を破るように。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

解脱して、(安らぎ)ニルヴァーナを体験した聖者について語られています。

「(自分に)ひとしい、あるいはひとしくない生れ」とは、ゴータマ・ブッダの生まれたインド地方の人々の意識が心を表面も、深層も拘束していたカースト(身分制度)を意味しています。

聖者はそのような生存をつくり出す諸の形成力(輪廻を繰り返す力)を捨て去ったのです。

この偈の文脈では「内的に瞑想を楽しみ、心を安定統一して」、生存をつくり出す諸の形成力を捨て去ったとなりますが、それだけでは不十分で、因縁によって、善友から法の句を聞くということが必要なのです。




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