#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 26偈

26 水も無く、地も無く、火も風も侵入しないところ___、そこには白い光も輝かず、暗黒も存在しない。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

この26偈も、24偈、25偈に続き、そこの説明、すなわち安らぎ(ニルヴァーナ)の説明です。

水、地、火、風とは、単に水、地、火、風のみを意味するだけではなく、物質を作りだす水的性質、地的性質、火的性質、風的性質も意味しています。具体的に言えば、水とは粘性(ねばり)、地とは硬さ(柔らかさ)、火とは熱(温度、変化)、風とは(動き、量)を意味しているのです。すべての物質は水、地、火、風でできています。そして、これらの体で感じられるものなのです。

「水も無く、地も無く、火も風も侵入しないところ」とは、物質のないところなのです。

「白い光も輝かず」とは、太陽の光が届かないところという意味でしょうが、次に「暗黒も存在しない。」とあるように、光も闇のない世界という人間が考えられない世界なのです。