#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 31偈

31 教えを説いて与えることはすべての贈与にまさり、教えの妙味はすべての味にまさり、教えを受ける楽しみはすべての楽しみにまさる。妄執をほろぼすことはすべての苦しみうち勝つ。

(ダンマパダ354 教えを説いて与えることはすべての贈与にまさり、教えを味わう楽しみはすべての楽しみにまさり、忍耐の力はすべての力にまさり、妄執をすべてほろぼすことは(すべての)快楽にうち勝つ。)

                以上第26章 ニルヴァーナ

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

31偈のコメントを書くに際し、ダンマパダ354の過去の解説を参照しました。
https://76263383.at.webry.info/201007/article_7.html

そこには、この偈の因縁物語が書かれていました。参考にはなりますので、その一部を引用します。

(以下引用)
 この詩ができた因縁物語を前回も前々回にも述べましたが、それを知った方が分かりやすいのです。詳しくは前々回のブログ記事をお読み下さい。あるとき三十三天の神々は、次の四つの疑問を持ちました。①いろいろな布施の中で最高のものは何か?②いろいろな味の中で最高のものは何か?③いろいろな喜びの中で最高のものは何か?④なぜ渇愛の滅尽がすべての苦に勝るのか? 

 神々はいろいろ考えましたが、分かりませんでした。そこで、三十三天の王であるサッカに訊ねました。しかし、サッカ王も分かりませんでした。そこで、神々は仏陀を訊ねました。その時、仏陀は上の詩で答えたということです。

 法施とは、仏法を他人に説き聞かせることです。 法味とは、仏陀の教えを実践、体得して感じるものです。法楽とは、仏陀の教えを実践、体験して感じる喜び、楽しみのことです。

 これらの答えはすべて、人々が涅槃に至るために役に立つ事柄がすべてに優り、すべてに勝つということです。

(以上引用)

この解説は、2010年7月7日に書いたものでした。それは私がスリランカの寺院に雨安居のために出かける前に書いたものです。そのために、読者の皆さんに感想のコメントをお願いしました。多く方がコメントをくださり、教えを説いて与えることはすべての贈与にまさることを実感しました。