#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第27章 観察 3偈、4偈

3 恥を知らず、烏(からす)の首魁のようにがやがや叫び、厚かましく、図々しい人は、生活し易い。この世では、心の汚れたまま生きて行く。

4 恥を知り、常に清きをもとめ、よく仕事に専念していて、つつしみ深く、真理を見て、清く暮す人は、生活し難い。

(ダンマパダ244 恥を知らず、烏(からす)のように厚かましく、図々しく、ひとを責め、大胆で、心のよごれた者は、生活し易い。)

(ダンマパダ245 恥を知り、常に清きをもとめ、執著をはなれ、つつしみ深く、真理を見て清く暮す者(ひと)は、生活し難い。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

この世の中が生きづらいと感じている人は少なくないでしょう。そのような人々には二種類があります。この原因を内部に求める人と外部に求める人です。
内部に求める人は自分のせいにします。そのような人々は自分が悪いからだと自分を責めて、苦しみます。ところが数年前のニュースに、そのような人が病院で発達障害であると診断され、病気が原因だと知り、安心されるケースもあると報道されていました。

一方、原因を外部に求める人は、社会や政治が悪いから自分が苦しむのだと考えるのです。このことについて、ここでは詳しく説明できませんが、社会や政治の問題も人々の心の問題の反映であることを知ることが大切なのです。

この偈では観点を変えて、生きづらいと感じている人は恥を知る人であると、そのような人々を励ましているのです。そのような人々は正しく生きようとしている人々なのです。そのような人々は困難に負けずに、常に清きをもとめ、よく仕事に専念していて、つつしみ深く、真理を見て、清く暮してください。