#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第33章 バラモン 59偈

59 紐(ひも)と革帯と、悪い欲求と貪ぼりとを断ち切って、妄執を、根こそぎにえぐり出して、___かれをわれは<バラモン>と呼ぶ。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

この偈は58偈を参考にすると「根こそぎにえぐり出して」の次に、「めざめた人(ブッダ)」が抜けているのかもしれません。

昨日は、過去のブログ記事により、パーリ文注釈に基づいて、紐を怒り、革紐を渇愛のたとえと解釈しましたが、今日は、「ように」を補って、「紐(ひも)と革帯と」を「紐(ひも)と革帯と」のように断ち切りがたいと解釈します。

「悪い欲求」とは、不必要な欲求です。

「貪ぼり」とは、際限なく欲しがることです。

「妄執」とは、盲目的は執著です。自分でも気づくことなく執著しているのです。これは潜在意識の働きによるものです。

潜在意識の働きを、意識的に根こそぎえぐり出すことはできません。ではどうするか?

これは一大事の因縁によって起こるのです。善知識(善友)と遭遇し、「法の句」を聞くことにより起こるのです。これが解脱(覚り)です。

一大事の因縁は、功徳を積むことでできます。ですから、功徳を積むことが修行です。