#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第33章 バラモン 77偈

77 熱心につとめ瞑想しているバラモンにとって、これらの徳が現れるとき、物事が因縁にもとづいて起こることを明らかに知るとき、かれの疑惑はすべて消え失せる。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)
 

*法津如来のコメント

瞑想については昨日説明しました。

「これらの徳が現れるとき」・・・修行の結果が現れるときという意味です。

「物事が因縁にもとづいて起こることを明らかに知るとき」の部分は、76偈では「苦しみが因縁にもとづいて起こることを明らかに知るとき」になっていました。

「苦しみ」は「物事」の一つですから、物事が因縁にもとづいて起こることがわかれば、苦しみも因縁にもとづいて起こることがわかります。

しかし、物事が因縁にもとづいて起こることはわかることは難しく、多くの場合、苦しみが因縁にもとづいて起こることがわかってから、わかる場合が多いでしょう。

さて、因縁についてですが、辞書などには、「物事が生じる直接の力である因と、それを助ける間接の条件である縁。すべての物事はこの二つの働きによって起こること。」などと説明されています。
しかし、因と縁の区別も難しく単純には理解されにくいものなのです。

ただ、ここで言える重要なことは、物事は多くの縁(要素、条件)で構成されていて、そのうちの一つでもなければ、その事柄は存在しえないことを知ることです。

ですから、苦しみも喜びも同様です。苦しみは一つの縁をなくせば無くすことができ、喜びは多くの感謝すべきことでなりたっているのです。