コアラとパンダの話

昨日は、4歳の男の孫を一人あずかりました。彼は、最近のおもちゃを持参しました。

プスチックの電気じかけの器械に、動物や虫などが書かれたカードを入れると、それらの特徴が音声で聞こえます。

彼はコワラの話を私に聞かせたかったようで、コアラの絵を器械にいれました。

「コアラの赤ちゃんはお母さんの糞を食べます。」という音声が出ました。

そうすると、彼は「汚い」と言って笑いました。

このことに関しては、私はよく知っていて、コアラのお母さんは離乳食として、自分の糞を食べさせるのです。

コアラの主食であるユーカリの葉は赤ちゃんが食べるには硬すぎるのです。しかもユーカリの葉には毒があり他の動物は食べられないのですが、コアラの腸内にはユーカリの葉を消化し、この毒を無毒化する腸内細菌が生息しているのです。それでコアラは生き延びてきたのです。

コアラのお母さんは自分の腸内細菌を赤ちゃんにの腸内に住まわせるために、自分の糞を食べさせるのです。

ちなみに、胎児の腸内は基本的に無菌です。これは人間でも同じで、人間の胎児は産道を通るときや、授乳などを通じて、お母さんの腸内細菌が赤ちゃんに引き継がれるということです。

お母さんの腸内細菌を持ってない赤ちゃんは少し体が弱いということで、帝王切開で生まれた赤ちゃんにお母さんの腸内細菌を赤ちゃんに与える研究や治療が進められているとのことです。

もう一つ、腸内細菌に関する話。

哺乳綱食肉目クマ科のパンダはもともとは肉食だったことは、腸内の構造からほぼ確実とされています。
では、なぜパンダは竹だけを食べて生きているのでしょうか?

この謎は、数年前にパンダの消化管ないから、他の草食動物の腸管内に生息しているのと同じセルロース分解酵素が発見され、竹食で生きていけるメカニズムが解明されたということです。

しかし、本来肉食である動物が、竹のみで生活するようになったのだろうか等の疑問がうまれます。