石法如来の特別寄稿:インフレ、そしてスタグフレーションへ。(その4)

現在の日本は、株もそこそこ高く昔ながらに経済力が強いと思われますが、優良な多くの日本企業には外国資本が流入し、すでに昔のような勢いや輝きはありません。
マスコミで、日本の経済状況をきちんと報じませんから国民は理解出来ていませんが、どの分野においても日本の競争力はすでに世界のトップグループから脱落しています。
 
分かりやすい例で言うと、例えば東芝という有名な電機メーカーがあります。白物家電で有名なメーカーですが、1999年にアメリカのウエスチングハウス(WH)という原子力メーカを買収したまでは良かったのですが、その後その会社の経営が思わしくなくなり2017年3月ウエスチングハウスは破綻します。・・・儲けを出すことを期待して買収した会社が破綻し、多額の損失を計上することになり東芝は前途多難の状態に追い込まれました。
 
同様に白物家電大手のシャープは、得意の液晶パネルで売り上げを伸ばすことが出来ず、結局台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に資金援助を受けることになり、結果的に66%の株を握られ経営権を奪われるという事態となっています。
製薬会社大手の武田薬品も、外国人の経営者が指揮をとり2019年6兆円規模の巨額買収を行いましたが、財務状況が急速に悪化し看板商品の「アリナミン」や本社ビル・研究所などを売却し、今後どの様な進路を辿るか注目されています。
 
日本の、一流企業と言われる会社が大なり小なり問題を抱えながらも何とか奮闘していますが、私などが若い頃に抱いた強い日本企業のイメージは、遙か彼方に消え去ったようです。
円安になれば、確かに輸出企業は業績をアップさせることが出来るでしょうが、昔ほど稼げる会社が日本には存在しないというのが現状です。
 
今のところ日本人は、何とか過去の遺産で食いつないでいますが、どこまでも続かないのではと考えられます。為替が、現在のレベルをキープし極端な円安にならない限り大丈夫であると思えますが、正直未来のことは分かりません。
 
日本が、輸出を主体とした貿易で黒字を稼げれば良いですが、貿易赤字が積み重なり経常赤字が増大するようだと要注意です。・・・為替が、円安に振れているにも関わらず輸出で稼げなければ、原油などの高騰により貿易赤字が膨らんで来ます。エネルギー価格の高騰は、貿易赤字に直結するからです。
 
私の予想では、近い将来世界的なスタグフレーションが訪れるのでは無いか?と危惧しています。スタグフレーションとは・・・、(以下、引用)
「景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいいます。この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」を組み合わせた合成語です。
 
通常、景気の停滞は、需要が落ち込むことからデフレ(物価下落)要因となりますが、原油価格の高騰など、原材料や素材関連の価格上昇などによって不景気の中でも物価が上昇することがあります。これが、スタグフレーションです。景気後退で賃金が上がらないにもかかわらず物価が上昇する状況は、生活者にとって極めて厳しい経済状況といえます。わが国では、1970年代のオイルショック後にこの状態となっていました。」(以上、「SMBC日興證券サイト」から引用)
 
景気後退下での物価上昇・・・それこそ、まさしく日常生活を根底から脅かす悪夢の襲来と言うことになります。そして不景気の波が、どの位の期間続くのか?ということがより重要になって来ます。
 
蛇足ですが、過去に取り上げた記事に出てきたダボス会議における「グレートリセット」の時期が、世界的不況と重なりそうで嫌な予感がします。・・・現在の資本主義体制をリセットして仮想通貨(デジタルマネー)を普及させ、ベーシックインカムの実施などにより国民の一層の管理が進むことも考えられます。 
                
参考動画の紹介                                                                           
https://www.youtube.com/watch?v=cMilMd7e9mY
10-11 物価高が迫っている
 
https://www.youtube.com/watch?v=y8FajFTEcPw
2021.10.30【地球温暖化】《誰でもわかるグレートリセットとは?【COP26】パンデミックでは世界をリセットしきれなかった!次は気候変動で人類消滅の危機!?【及川幸久−BREAKING−】 


*法津如来のコメント

「石法如来の特別寄稿:インフレ、そしてスタグフレーションへ。」は、(その6)まで続く予定になっていますが、石法如来は最後に何を言ってくれるのでしょうか?