手と足と言葉の制御を喜んで独居に満足する彼は比丘(362)

ダンマパダ 第25章 比丘 362

手を制御し、足を制御し
言葉を制御し、最高に自制する
内心に喜び、心を統一して
独居に満足する彼を比丘と言う



○この詩の蛇足

 釈尊の教えは常に具体的です。比丘とはどのような人間であるのか、具体的に示しています。それは比丘のあるべき態度なのです。

 例えば、「生き物を殺すな」ということは、手で打ったり、足で蹴ったりして、殺すので手や足がそのような動きをしないように、注意するのです。また、「嘘をつかない」ということは、口から出る言葉で嘘をつくのですから、そのような言葉が出ないように注意するのです。手や足や言葉に注意を向けて、それを制御することで、自己を最高に制御できるのです。

 また、人間は自分の外側の事柄に興味をむけ、それを楽しもうとするのですが、比丘は自分の内側、すなわち心に注意を向け、心が清らかになることを楽しむものであると言われるのです。その際、比丘は心があちら、こちらに飛び回るのではなく、静かに統一しているものであると言われます。

 更に、人々と群れることを望むが、比丘は独居を楽しむものであると言われています。


○前回の「この詩から学ぶこと」

http://76263383.at.webry.info/200810/article_30.html
 手と足と言葉の制御を喜んで 独居に満足する彼は比丘

○この詩のパーリ語原文

362.
ハッタサンヤトー パーダサンヤトー
Hatthasaṃyato   pādasaṃyato,
手を制御し     足を制御し
ワーチャーサンヤトー サンヤトゥッタモー
vācāsaṃyato        saṃyatuttamo;
言葉を制御し      最高に自己を制御し
アッジャッタラトー サマーヒトー
Ajjhattarato      samāhito,
内を楽しみ     心の統一
エーコー サントゥスィトー タマーフ  ビックン
eko     santusito      tamāhu   bhikkhuṃ.
独りで   満足する      彼を 言う  比丘と


○手と足と言葉の制御を喜んで 独居に満足する彼は比丘(362)


~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~


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