欲張りの 人々の中 欲張らず 真に気楽に 生きていこうよ(199)

阿羅漢であり、正自覚者であり、福運に満ちた世尊に、私は敬礼いたします。

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○子供のためのダンマパダ

子供のように生きてみよう
欲張りたちがいる中で欲はなく
目の血走った人々の足元で
欲張らずに元気に遊ぼう


○パーリ語原文と訳語

ススカン   ワタ   ジーワーマ 
Susukhaṃ   vata   jīvāma,
真に安楽に  実に   生きよう 

ウッスケース    アヌッスカー
ussukesu      anussukā;
貪欲な者の中で   貪欲な者でなく

ウッスケース  マナッセース 
Ussukesu    manassesu,
貪欲な     人々の中で 

ウィハラーマ  アヌッスカー
viharāma    anussukā.
住もう     貪欲でなく


○直訳
実に真に安楽に生きよう
貪欲な者の中で貪欲な者でなく
貪欲な人々の中で
貪欲でなく住もう


○一口メモ
今日の199番の詩の一行目も「実に真に安楽に生きよう」です。そして、後半の言葉は「貪欲な人々の中で貪欲でなく住もう」です。今回は貪欲をなくすことによって、安楽に生きることがテーマです。

煩悩を大きく三つに分類すると、貪欲(欲望)、瞋恚(怒り)、愚痴(愚かさ)になります。このうち、正義の怒りがあるとか、怒りはある程度必要だと言う人もいますが、怒りがある状態はかなり苦しいので、怒りをやめたい人はかなりいるのです。愚痴(愚かさ)についても、これが必要だと言う人はあまりいません。しかし、欲望に関しては、これを捨てようと思っている人はほとんどいません。欲望が満たされることが幸福だと思っているのです。ですから、貪欲をなくすことによって、楽に、安楽に、幸福になれるとは考えられないのです。

186番で学んだように、すなわち「金貨の雨が降っても欲望は満足はしない」のですから、欲望は満たされないのです。満足しないから、幸福になれないのです。次の187番では次のように歌われています。

天界の欲望における楽といえども
彼(賢者)求めようとはしない
正自覚者の弟子は
渇愛(欲望)の滅尽を楽しむ者である

ついでに「子供のためのダンパダ」

欲張らず
おもちゃあげれば
喜ばれ
友だち増えて
楽しいな

という訳で、貪欲(欲望)を捨てると楽に、安楽に、幸福になれるのです。

貪欲(欲望)の捨て方ですが、いっぺんに貪欲を捨てるのは難しいかもしれません。その時、「少欲知足」という考え方を取り入れると、少し楽に実践できると思います。欲を捨てるのではなく、少し減らすのです。欲しい欲しいと思うのではなく、必要なものは何か、どれくらい必要か理性的に考えるのです。それならば、満たすことができますから、満足できるのです。そして現在ある物で満足することも学ぶのです。これらならば、無理することが少なく、楽に生きることができるのではないでしょうか。そうすれば、他の人々がどんなに貪欲であろうとも、自分は貪欲でなく、安楽に生きることができるのではないでしょうか。

欲張りの 人々の中 欲張らず 真に気楽に 生きていこうよ(199)


○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。
http://76263383.at.webry.info/200807/article_10.html
http://76263383.at.webry.info/200905/article_23.html
http://76263383.at.webry.info/201004/article_1.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


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