両親や 兄弟姉妹 しゅうとめに 乱暴する者 賤民という<再125>
○ワン爺さんの独り言<125>
・・・
オキシトシンという
ホルモンを知っていますか?
これは慈悲のホルモンで、
慈悲の冥想をすると分泌されます。
第1 蛇の章 7.賤民経 10.
○毎田周一先生訳
125.
母や父や
兄弟や姉妹や義理の母を
打ったり ひどいことをいって悩ましたりするもの
彼を「賤民」と知るべきである
○中村元先生訳
125.
母・父・
兄弟・姉妹或いは義母を打ち、
またはことばで罵る人、
──かれを賤しい人であると知れ。
○正田大観先生訳
125.
彼が、母を、あるいは、父を、
兄弟を、姉妹を、姑を、
言葉で傷つけ、悩ますなら
――彼のことを、『賤民である』と知るがよい。(10)
○パーリ語原文
125.
ヨー マータラン ピタラン ワー
Yo mātaraṃ pitaraṃ vā
彼が 母を 父を 或は
バータラン バギニン サスン
bhātaraṃ bhaginiṃ sasuṃ
兄弟を 姉妹を 姑を
ハンティ ローセーティ ワーチャーヤ
hanti roseti vācāya,
打つ 悩ませる 言葉で
タン ジャンニャー ワサロー イティ
taṃ jaññā ‘vasalo’ iti.
それを 知るべき 賤民 と
○一口メモ
今回の偈は、今日の言葉で言えば「家庭内暴力」の問題です。2600年前もあったのですね。心の問題は今も昔も変わらないということであると思います。
この問題を高橋徳著「人は愛することで健康になれる(副題:愛のホルモン オキシトシン)」(知道出版)を参考に述べたいと思います。
この本の序文に次のように述べられています。
「オキシトシンは哺乳類動物の神経ホルモンの一つです。主に脳内の視床下部で生成され血液循環系に送り出されます。その働きは、私たちの『情緒』『認識』『対人関係における反応や行動』のバランスを保ち、私たちが健康に暮らしていけるようにしていることです。
(中略)
愛情溢れる育て方をされると、母子相互の間のしっかりした絆の環(ループ)が形成されます。愛情を惜しみなく受けて育った幼児は、体内に高性能のオキシトシン発現システムを持つようなります。成人した後には子育てに積極的であり、良好な人間関係を築くことができるようになります。
(以下略)」このキシトシンは「利他的なペプチドホルモン」と呼ばれています。
一方、同じ下垂体ホルモンであり、オキシトシンと同じ9個のアミノ酸で構成されていて、そのうちの2個だけが異なるバソプレシンの活動は、個体の安定・維持(体内水分・血圧調整・記憶や興奮の強化)に向けられています。バソプレシンは、恐怖、不安、攻撃性に関与しており「利己的なペプチドホルモン」と呼ばれています。幼児期のストレス体験はバソプレシンの過剰分泌とオキシトシンの分泌の抑制する事実が分かっています。
という訳で、家庭内暴力を振るう人間は、一概には言えませんが、幼児期の適切な愛情を持って育てられない可能性があります。仏教ではこのような問題は本人の業の問題だと考えています。
しかし、仏教はこの問題を解決できないとあきらめるわけではありません。例えば慈悲の実践なので、脳内のオキシトシンを増加させることができると研究されています。本人の意思次第で、脳内オキシトシンを増加させ、慈悲の心を育てることができるのです。それは家庭内暴力の問題の解決の手掛かりになると思います。また育児のあり方の改善で、家庭内暴力を減少させることができるようになると思います。
上記のこの本「人は愛することで健康になれる」は、人々は思いやり気持ちを持つことによって、オキシトシンを増加させ、健康を増進することのみならず、平和な幸福な社会をつくることができると述べており、非常に参考になる本です。皆さまも是非お読みになることを薦めます。
○前回のこの偈の解説
両親や 兄弟姉妹 しゅうとめに 乱暴する者 賤民という<125>
http://76263383.at.webry.info/201307/article_23.html
○人生の万能薬(慈悲の瞑想)
生きとし生けるものは幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごことが叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光があらわれますように
*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。
~~~~~~お知らせ~~~~~~
◎ゴータミー精舎では、通常は毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。また変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。
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オキシトシンという
ホルモンを知っていますか?
これは慈悲のホルモンで、
慈悲の冥想をすると分泌されます。
第1 蛇の章 7.賤民経 10.
○毎田周一先生訳
125.
母や父や
兄弟や姉妹や義理の母を
打ったり ひどいことをいって悩ましたりするもの
彼を「賤民」と知るべきである
○中村元先生訳
125.
母・父・
兄弟・姉妹或いは義母を打ち、
またはことばで罵る人、
──かれを賤しい人であると知れ。
○正田大観先生訳
125.
彼が、母を、あるいは、父を、
兄弟を、姉妹を、姑を、
言葉で傷つけ、悩ますなら
――彼のことを、『賤民である』と知るがよい。(10)
○パーリ語原文
125.
ヨー マータラン ピタラン ワー
Yo mātaraṃ pitaraṃ vā
彼が 母を 父を 或は
バータラン バギニン サスン
bhātaraṃ bhaginiṃ sasuṃ
兄弟を 姉妹を 姑を
ハンティ ローセーティ ワーチャーヤ
hanti roseti vācāya,
打つ 悩ませる 言葉で
タン ジャンニャー ワサロー イティ
taṃ jaññā ‘vasalo’ iti.
それを 知るべき 賤民 と
○一口メモ
今回の偈は、今日の言葉で言えば「家庭内暴力」の問題です。2600年前もあったのですね。心の問題は今も昔も変わらないということであると思います。
この問題を高橋徳著「人は愛することで健康になれる(副題:愛のホルモン オキシトシン)」(知道出版)を参考に述べたいと思います。
この本の序文に次のように述べられています。
「オキシトシンは哺乳類動物の神経ホルモンの一つです。主に脳内の視床下部で生成され血液循環系に送り出されます。その働きは、私たちの『情緒』『認識』『対人関係における反応や行動』のバランスを保ち、私たちが健康に暮らしていけるようにしていることです。
(中略)
愛情溢れる育て方をされると、母子相互の間のしっかりした絆の環(ループ)が形成されます。愛情を惜しみなく受けて育った幼児は、体内に高性能のオキシトシン発現システムを持つようなります。成人した後には子育てに積極的であり、良好な人間関係を築くことができるようになります。
(以下略)」このキシトシンは「利他的なペプチドホルモン」と呼ばれています。
一方、同じ下垂体ホルモンであり、オキシトシンと同じ9個のアミノ酸で構成されていて、そのうちの2個だけが異なるバソプレシンの活動は、個体の安定・維持(体内水分・血圧調整・記憶や興奮の強化)に向けられています。バソプレシンは、恐怖、不安、攻撃性に関与しており「利己的なペプチドホルモン」と呼ばれています。幼児期のストレス体験はバソプレシンの過剰分泌とオキシトシンの分泌の抑制する事実が分かっています。
という訳で、家庭内暴力を振るう人間は、一概には言えませんが、幼児期の適切な愛情を持って育てられない可能性があります。仏教ではこのような問題は本人の業の問題だと考えています。
しかし、仏教はこの問題を解決できないとあきらめるわけではありません。例えば慈悲の実践なので、脳内のオキシトシンを増加させることができると研究されています。本人の意思次第で、脳内オキシトシンを増加させ、慈悲の心を育てることができるのです。それは家庭内暴力の問題の解決の手掛かりになると思います。また育児のあり方の改善で、家庭内暴力を減少させることができるようになると思います。
上記のこの本「人は愛することで健康になれる」は、人々は思いやり気持ちを持つことによって、オキシトシンを増加させ、健康を増進することのみならず、平和な幸福な社会をつくることができると述べており、非常に参考になる本です。皆さまも是非お読みになることを薦めます。
○前回のこの偈の解説
両親や 兄弟姉妹 しゅうとめに 乱暴する者 賤民という<125>
http://76263383.at.webry.info/201307/article_23.html
○人生の万能薬(慈悲の瞑想)
生きとし生けるものは幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごことが叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光があらわれますように
*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。
~~~~~~お知らせ~~~~~~
◎ゴータミー精舎では、通常は毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。また変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。
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