一切の悪業をなさないこと

ダンマパダ 183

一切の悪業をなさないこと
善業を積むこと
己の心を清らかにすること
これが諸仏の教えである
   
*この詩から学ぶこと

この詩は仏教の要点を少しも落とさず、歪めず、こんなにも短く述べているのだから、驚きとしか言いようがない。でもこれは当たり前だ。アーナンダ尊者が「過去世の諸仏はどのように説法されたのか?」とお釈迦様に質問した。その際のお釈迦様のお答えが上の詩なのだから。

 私はこの詩の各行を次のように考えています。
 「一切の悪業をなさないこと」は五戒を守ることです。1.生き物をころさないこと。2.与えられていないものを取らないこと。3.淫らな行為をしないこと。4.偽りをかたらないこと。5.放逸の原因となり酔わせる酒・麻薬類を使用しないこと。

 「善業をつむこと」は慈悲喜捨の心を育て実践することです。慈は友情の心を持つこと。悲は困っている人を助けようとする心。喜は人の喜びを一緒に喜べる心。捨はすべての生き物を差別しないで平等に見られる心です。これらは慈悲の瞑想で養成できます。

 「己の心を清らかにすること」はヴィパッサナー(観察)瞑想を実践することです。心は欲や怒りや愚痴などの煩悩で汚れています。これらの汚れは思考することで生まれます。思考しなければ生まれません。ですから、ヴィパッサナー(観察)瞑想で思考を止めて、煩悩が生まれないようにします。それで心が清らかになるのです。さらに思考を止めて観察することにより、事実をありのままに見ることができるようになり、智慧が生まれます。この智慧で瞑想を止めても、煩悩が生まれなくなるのです。

~わたしは幸せでありますように~
~あなたは幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

 



 

この記事へのコメント

身の丈修行者
2015年02月11日 12:44
何が大切なのかこのワンギーサ長老の本文で分かります。
これを分かっていれば、日常の中での方向性で困る事にはならないと思います。
またどんな時にも当てはまると感じます。
真理・お釈迦様って凄いですね。

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