健康は最高の利得だ

ダンマパダ 204

健康は最高の利得だ
満足は最高の財産だ
信頼は最高の親族だ
涅槃は最高の幸福だ

*この詩から学ぶこと

 病気は嫌だ。健康でありたいと誰でも思っている。しかし、多くの人は健康になるような生活をしてない。健康であるために大切なことは自制心である。一つは常に意識して食事を適量をとることでである。好きなものだからと言って、暴飲暴食はいけない。嫌いなものだと言って食べないのもいけない。二つは身体を動かして働くことである。暑い、寒い、あるいはつかれた、だるいと言って怠けてはいけない。自制心によって健康が得られる。仏教では健康が一番大切だと考えてないが、自制心は必要だと考える。
 
 満足している心の状態と不満足なときの心の状態を比べてみよう。満足の時の心の状態は安定していて幸せな感じである。一方、不満足の時は、心はいらだっていて、安定してない、幸せからは遠く離れている。どちらを選ぶか?満足を選ぶでしょう。理性的には満足を選ぶべきなのですが、欲が満足を選ばさない。欲は決して満足はしない。際限なく欲は増大して、心に不満足を選ばせる。不幸を選ばせる。この欲に打ち勝って、満足を選ぶことができたら、幸福を選ぶことになる。満足は最高の財産なのだ。ここでは理性にしたがって、欲に打ち勝つという点がポイントだ。

 最近は世の中きびしくなって、親族という言葉が信頼という言葉と結びつかなくなって説明が難しくなったが、三行目の句は「遠くの親戚より、近くの友人」という諺程度のことを言っているのではない。親族とはその人に幸福をもたらす人々なのだ。最高の親族とは最高の幸福をもたらす人々だ。それは仏法僧であり、仏法僧への信頼こそがその人の最高の親族なのだ。なぜならば、仏法僧から四聖諦を学び、すべての苦悩から脱出できるからだ。

 お釈迦さまの説法はここまで終わらない。涅槃こそが最高の幸福であると結びます。私達は涅槃を目指すべきなのです。

 三つの目標 健康満足信頼も 最高の幸福 涅槃のために

~わたしは幸せでありますように~
~あなたは幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

この記事へのコメント

ホーシノハタラキ
2008年07月15日 08:52
ワンギーサさん、今日も教えていただきありがとうございます。昔から「健康に勝る幸せはない」という諺があります。体と心の健康がすべてに優先しているようですね。心も体も理性的に、合理的に考えて生活して人間として成長しなければ幸せにはならないのですね。特に、心の成長については、物質文明の発展で我々は忘れて生きています。心を成長させるためには、ブッダという正覚者を尊敬し、その教えである真理を知って、よく理解して、そして悟りへの道を教えてくださる本物の僧侶を指導者として得て、その教えを信頼することが必要であると言うことですね。さて、「満足」についてですが、この詩で言うところの「満足」は、少欲知足のことなのでしょうか。不満足の感覚をなくしなさいと教えているのでしょうか。宜しくお願いします。
ワンギーサ
2008年07月15日 23:09
ホーシノハタラキ様
知足とは満足を知るということですよ。知足と満足は同じことです。不満足の感覚をなくせということではなく
欲を少なくせよということ。欲を少なくすれば、満足できると言うこと。別の言い方をすれば、欲しいかどうかではなく、必要かどうかで判断するようにしなさいということ。そうすれば理性的な判断ができる。それが少欲知足。
ワンギーサより
身の丈修行者
2015年01月19日 13:23
涅槃が最高の幸福、と知る事が出来るのはお釈迦様に御縁を持てた方のみと思います。しかもスマナサーラ長老・ワンギーサ長老でないとこんなに明確に解り易く教えて頂けないと思います。それと御縁を頂けている事に心より感謝し、そして日々精進して参りたいです

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