天界の楽しみも

ダンマパダ 187

天界の楽しみも
賢者の喜びにはならない
渇愛の滅尽が
仏陀の弟子の喜びである

*この詩から学ぶこと

 生命は六道すなわち地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天のいずれかの世界で生きている。それぞれの世界の特徴を苦と楽で示すと次のようになる。

 地獄は最大の苦のみの世界、楽はない。
 餓鬼は常に飢餓に苦しむ、欲しい物が得られない世界。
 畜生は禽獣・虫魚などの世界、常に食べ物を求め、外敵に怯えている世界。
 修羅は争いと憎しみの世界、楽しみや喜びはない、
 人間界は苦も多いが、たまには楽もある。修行ができる生命である。
 天界は楽しみは多く、苦しみはほとんどない。楽過ぎて修行ができない。喜び消えると死ぬ。

 賢者は天界の楽しみは最高の幸福ではないことを知っているので、喜びにはならないのである。渇愛の滅尽はこそが、解脱であり、涅槃の入り口であり、最高の幸福への道であることを知って、それを喜ぶのである。



~わたしは幸せでありますように~
~あなたが幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

この記事へのコメント

身の丈修行者
2015年02月11日 12:53
ワンギーサ長老の本文より、目標とするものが明確にされていて、凄いなと思います。
渇愛を滅する事が本当の意味での喜びと実感出来るように精進したいです。

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