八正道は各自が行え 仏陀は教示するだけだ

ダンマパダ 276

汝らはなすべきことを熱く為せ
仏陀は教示するだけだ
八正道を歩む冥想者
悪魔の束縛から解脱するだろう

○この詩から学ぶこと

 この詩を理解するために参考になる詩が、下のダンマパダ165番の詩です。

 自分で行った悪によって自分が不浄になる
 自分が悪を行わなかったことにより自分が清浄になる
 清浄、不浄は各自の問題である
 誰も他人を清浄にすることはできない

 これは因果法則です。このことは仏陀と弟子たちの関係でも同様なのです。仏陀は憐れみを持って、弟子たちに苦悩から解脱すための道、八正道を教示します。しかし、それ以上のことはできないのです。弟子たちが苦悩から解放されるか否かは、弟子たちの実践にかかっているのです。

 仏教は、自ら教えを実践して、体験すべき教えであり、他力救済を説かない教えなのです。

 また、悪魔が出てきましたが、悪魔は輪廻の世界、欲界の支配者なのです。私たちは五欲の虜になっています。目の楽しみ、耳の楽しみ、匂いの楽しみ、舌の楽しみ、身体の楽しみ、すなわち感覚の楽しみを追い求めて生活しています。人間は感覚の楽しみのために、どんなことでもしでかすのです。実は、これが私たちの悩み苦しみ原因なのです。

 しかし、私たちはこの事実を知らないし、現状では知ろうともしていないのです。これが悪魔の支配の巧妙なところです。

 ですから、私たちの悩み苦しみをなくすためには、八正道の第一正見、四聖諦を知ること。すなわち一切は苦であること。苦の原因は渇愛(欲望)であること。苦の原因をなくせば苦が無くなることを理解することから始まります。一歩一歩、悪魔の拘束、支配から離れ、解脱へと進むのです。これは実証済みの真理ですから間違いのないことです。しかし自分で実践しなければならないのです。

~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~ 

この記事へのコメント

ホーシノヒトリゴト
2008年08月28日 08:19
ワンギーサさん ありがとうございます。276の解説も解りやすいので助かります。真理を理解し、悟りへの道を実践するのみですね。本を読んだり法話を聴いただけでは悟れないのですね。よく解りました。
身の丈修行者
2015年02月03日 16:01
自分で実践しないと成長はない、というのはとても大切な事と感じます。

自分次第です・・というのは以外と分かっておらず、他力本位になっている時があります。

自分の事は自分で・・と自覚し精進したいです

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