仏陀の弟子はサンガの九徳 常に念じて定にいる

ダンマパダ 298

常に仏陀の弟子は
よく覚醒していて
昼も夜も
サンガを念じている

○この詩から学ぶこと

 サンガ(僧団)を念じるとは、世尊のサンガの九徳を思い浮かべることです。九徳を挙げてみましょう。

1.仏陀の弟子である僧団は、正しい道を実践するものです。
2.仏陀の弟子である僧団は、涅槃への真直ぐの道を歩むものです。
3.仏陀の弟子である僧団は、涅槃を目指して修行するものです。
4.仏陀の弟子である僧団は、尊敬に値する道を実践するものです。
5.仏陀の弟子である僧団は、遠くから持ってくるものを受けるのに値するものです。
6.仏陀の弟子である僧団は、来客として接待を受けるのに値するものです。
7.仏陀の弟子である僧団は、徳を積むために供えるものを受けるのに値するものです。
8.仏陀の弟子である僧団は、礼拝を受けるのに値するものです。
9.仏陀の弟子である僧団は、世の無上の福田(福徳が生まれる田んぼ)です。

 仏陀の弟子が、僧団の九徳を思い浮かべると、弟子の心は欲から離れ、怒りから離れ、迷いから離れます。また、弟子の心はその時、仏陀によって素直になります。心の素直な弟子は道理に基づき、快適になります。法則に基づいて快適になります。快適になった者には喜びが生まれます。喜びが生まれた者の身は軽安になります。身が軽安な者は楽になります。楽しむ者の心は禅定になります。(南伝大蔵教20巻11ページより)

 9月12日のダンマパダ292、293の「この詩から学ぶこと」の中で、「出家者に対して在家者が為すべきこと」と「在家者に対して出家者が為すべきこと」を省略しましたが、サンガ(僧団)を念じることがテーマですので、ここに記載します。

 出家者に対して在家者が為すべきこと
1.慈しみを持って世話をする
2.慈しみに基づいた言葉で話しする
3.慈しみに基づい考え方をする。
4.出家者のために家の扉を開けておく
5.食べ物をお布施する

 在家者に対して出家者が為すべきこと
1.悪いことを止めさせる
2.善いことをさせる
3.善い心で心配してあげる。
4.聞いたことのない真理を教えてあげる
5.真理を知っているか、覚えているか、調べてあげる。
6.天国への道を教えてあげる。

 私は出家者ですから、「在家者に対して為すべきこと」を為すように努力します。このブログでもそのことが少しでもできれば幸いだと思っております。御意見や御質問がありましたら、コメント欄にお書きください。解かることはなるべくお答えします。解からないことでも調べられることは調べてお答えします。

~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~ 

この記事へのコメント

ホーシノヒトリゴト
2008年09月16日 09:01
ワンギーサさん、今朝もありがとうございます。先日の八明と十五行のご説明ありがとうございました。さて、今朝のNo298の解説「サンガの九徳、在家者が為すべきこと、出家者が為すべきこと」について読んでみますと、親、教師、経営者、政治家、役所の人などが何をなすべきなのか、どうあるべきなのかについて教えていると思いました。また、与えられた正しい、慈しみに溢れたご恩に対して子ども、生徒、従業員、市民(選挙民)たちがどのように報いるべきなのか教えられているようです。誰もが「無常の福田」になるように精進しなければなりませんね。ワンギーサさんありがとうございました。
身の丈修行者
2015年02月05日 16:31
ワンギーサ長老に初めて熱海で面談頂いた時、笑顔で温かく・親切丁寧で・しかも要点を分かり易く私に教えて下さり、頭が下がりました。
また何人も自主冥想会に参加されている方がいるのに、こんなに良いのかなと思う位時間を私の為に使って下さり、さらに頭が下がりました。
自分にとって初めての御坊様との面談で、目の覚めるような重要なターニングポイントになり、現在に繋がっています。心よりお礼を申し上げます。
私も「出家者に対して在家者が為すべきこと」を身の丈ですが行って参ります。

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