雨期にはここに 冬と夏にはここに住めると考える

ダンマパダ 286

雨期にはここで住もう
冬と夏はここで住もうと
愚か者は考える
死がせまっているのを知らないで

○この詩から学ぶこと

 私たちは死がせまっていることを知らずに生きています。このような私たちが学ばなければならない釈尊の言葉は次の通りです。

 過去を追いゆくことなく、また未来を願いゆくことなし
 過去はすでに過ぎ去りしもの、未来は未だ来ぬものゆえに
 現に存在している現象を その場その場で観察し
 揺らぐことなく動じることなく 智者はそを修するがよい
 今日こそ努め励むべきなり 誰が明日の死を知ろう
 されば死の大軍に 我らわずらうことなし
 昼夜怠ることなく かように住み、励む
 こはまさに『日々是好日』と寂静者なる牟尼は説く

日本テーラワーダ仏教協会「日常読誦経典」(中部経典131)より

 何時死ぬ分からない私たちが、愚か者でなく賢く生きる方法は、上の詩にあるように、過去について後悔することなく、未来を心配することなく、今日一日を充実した一日にすることです。

 それは一日を悪いことをしないで、良いことをする。そして心を清らかにすることです。そのために、上の詩では「現に存在している現象を その場その場で観察し」と八正道の正念をを持った生活を勧めています。そのように一日を生きられればたとえ翌日死んだとしても、「日々是好日」と自信を持って言える賢者の生き方なのです。


~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~ 

この記事へのコメント

身の丈修行者
2015年02月04日 13:15
以前自己啓発系で「日々是好日」は毎日をチャンスの機会とポジティブに捉えること、と教わり・納得していました。

ですがこちらで学んで、本当の意味を知りました。

その時その時の今を念を持って観察する事、そのサティの実践に精進したいです。

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