冥想し為すべきことを為し終えた彼を私はバラモンと呼ぶ

ダンマパダ 386

煩悩から離れて座り、禅定に入り
為すべきことを為し、煩悩のない
最高の目的に到達した人
彼を私はバラモンと呼ぶ


○この詩から学ぶこと

 「煩悩から離れて座り、禅定に入り」とは貪、瞋、痴の煩悩をなくすことを、目的にして冥想して、集中力を高め、身体と感覚と心と法則を観察するヴィパッサナー冥想をするということです。

 「為すべきことを為し」は八正道を完成することです。初め八正道の実践はどの八支も未熟の段階で、有学の八正道と言います。有学とは、まだ学ぶことがあるという意味です。修行が進んで、もう学ぶことのない無学の段階になると、無学の八正道の実践になります。

 すなわち、無学の正見、無学の正思、無学の正語、無学の正業、無学の正命、無学の正精進、無学の正念、無学の正定です。

 この段階になると、正定者には正智が生じ、正智者になり、正智者には正解脱が生じます。無学の八正道に、無学の正智と無学の正解脱が加わって、無学の十支を完成した人は阿羅漢です。このことについては中部経典第117「第四十経」に述べられています。尚、スマナサーラ長老のDVD「V-173八正道大全」があります。

 阿羅漢は「為すべきこと為し」た者であり、もちろん「煩悩のない」者なのです。そして阿羅漢は「最高の目的に到達した人」なのです。釈尊はそのような人をバラモンと呼ぶのです。

○冥想し為すべきことを為し終えた彼を私はバラモンと呼ぶ

~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~

この記事へのコメント

2008年11月24日 06:16
ワンギーサさん、おはようございます。八正道というあまりに有名な教えに対し、スマナサーラ長老の経典解説は私にとってとても衝撃的でした。ゴータミーで直接解説を聞きましたが、完全に消化不良で終わってしまいました。私の場合、経典は「あっそうか。なるほどそうだったのか。」と視界が開ける場合と、この経典解説のように「一体これは何のことだろう?」と全く分からない場合とがはっきりしてます。問題は自分のレベルに不相応な教えにぶつかった時だと思いますが、この八正道の解説については「八正道は実践が大切で、意味は理解出来てる。」という固定観念を潰されてしまいました。その意味で良かったです。DVDはありませんが、やはり購入しておきたいと思います。有難うございました。
ツヨシ
2008年11月24日 09:38
ワンギーサさん、おはようございます。
眠気をなくすには、どうしたらいいですか。
座っているとき、眠気がきます。
眠気がきたとき、「眠気」と、ラベリングしています。
ホーシノヒトリゴト
2008年11月24日 10:27
ワンギーサさん お早うございます。今日のお説教の掲載は3時2分ですね。いつお休みになっているのですか。
さて、先日の長老の法話の中で「自動車とその運転」について例え話を話されていました。道路上を運転するときは、教習所へ通って学習して、実地試験を受けて運転免許証を取得してから、安全運転に心がけて公道を運転をしています。人生も同じですということでした。規則を守らずに飲酒運転や無謀な運転をすれば大きな事故や重罪につながり不幸になります。従って人生の運転も真理や法則などを実習してから、正しいこと(八正道)を実践しなければいつまでたっても幸福に生きられないのですね。ありがとうございました。
ワンギーサ
2008年11月24日 21:49
 ツヨシさん。返事が遅くなりましたが、お答えします。眠気が出る前に妄想が出ているはずです。ヴィパッサナー冥想中に眠気が出るのは妄想が出てもすぐ止めないからです。妄想をしっかりラベリングして、妄想を止めると眠気がでません。眠気が出てから、眠気とラベリングしても遅いのです。どうしての眠気がでる時は座る冥想でなく歩く冥想に変えるとよいでしょう。それでも眠気が出るのでしたら、顔を洗うとか、顔を手で打つとかするのです。それはそれ自体が効果があるというよりは、「眠気に勝つぞ」という意志を固めることになるのです。それでもだめな時は短時間眠ってから、冥想を再開して下さい。
ツヨシ
2008年11月25日 06:40
ワンギーサさん。
眠気の前に、「妄想」をラベリングしてみます。
身の丈修行者
2015年03月06日 07:52
八正道実践して参りたいと思います。
阿羅漢を目指したいですが、そんな事を言うと実際が伴ってなく、鬼が笑うような印象も感じます。
自分の中での志として掲げ、そして精進して参りたいです。
まだ追いついていませんが、段々とで録画DVD等を購入し拝見していきたいと心温めています。

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