花求め執着ある人を死神は津波のように連れさって行く

ダンマパダ 47、48

花ばかり摘んでいるように
執着の心のある人を
眠っている村を大津波のように
死神が襲い掛かる

花ばかり摘んでいるように
執着の心のある
五欲において満足しない人を
悪魔は思いのままに支配する


○この詩から学ぶこと

 花はたしかに美しい、その花を摘むのに夢中になるように、感覚の楽しみを追い求める人々はたくさんいます。しかし、それらの人々を死が突然襲ってくることがあるのです。だれも明日の死を確定できないのです。予想しても当たるとは限りません。

 花を摘むのに夢中になるように、つまり感覚の楽しみを追い求める人々は決して満足をすることはないのです。なぜならば五欲(眼、耳、鼻、舌、身の欲、楽しみ)には満足という際限がないからです。初めの欲が達成されると、すぐにそれを上回る欲がうまれます。悪魔と言われる欲望の付け入るところです。満足しない人々は悪魔の支配に従うことになるのです。

 この二つの詩で言いたいことは何でしょうか?

 花ばかり摘んでいるように執着の心のある人は、現状の私たちです。このような私たちは明日死ぬかもしれません。明日死んでも思い残すことはないでしょうか。このままの生き方でよいのでしょうか?初めの詩はそれを問いかけているのではないでしょうか?

 次の詩は、現状の私たちの生き方がどのようなものか示しているのです。五欲を満足させようという生き方、それはすなわち感覚の楽しみを追い求める生き方です。しかし、それは欲望の奴隷になっている生き方なのです。欲望に依存した自立してない生き方なのです。上の詩で述べたように明日で終わりになるかも知れない人生でそれでいいのですか?と問いかけているのです。

 このままではいけないと考えた時、すべきことが明日以降の数日のダンマパダの詩が進むべき道が述べています。特に、53番の詩を先取りして掲載しましょう。

山積みの花から
多くの花輪を作るように
人として生まれて死ぬべきならば
多くの善ことしようではないか


なんという明るい、さわやかな生き方ではないでしょうか。この決心が定まれば何も心配することなく元気に、自信を持って生きていけます。

○花求め執着ある人を死神は津波のように連れさって行く  
○花求め不満の人を悪魔は思いのままに支配するなり

~私は幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

この記事へのコメント

2009年01月31日 05:46
ワンギーサさん、おはようございます。今日の流れで読んでみると、ダンマパダの53番目は凄い教えだと思いました。単に「善いことをしなさい」ではなく、俗世間的な生き方、考え方の問題を定義し。具体例(比喩)を挙げて、それら問題点があるとなぜ具合が悪いのか?を説明し。最後にその問題の解決、解消方法を提示する。スマナサーラ長老の『心がスーッとなるブッダの言葉』を読んでみても、そんな感じで話が展開されていきます。因果法則を悟った「ブッダ」ならではだと思います。有難うございました。
2009年01月31日 07:49
 おはようございます。
 寝ていると、淫らな夢を見ます。
 夢精が起こり、下着が汚れます。
 淫らな夢を見ないように、なれますか。
高橋優太
2009年01月31日 08:48
ワンギーサ先生、皆様、おはようございます。
最近、気づいたことがあります。瞑想すると安心感、やる気が充実すること。今日の詩のように、五欲ばかり求めると体も心も疲れてしまうことが実感としてわかります。それなのに、瞑想せず怠けてしまう心は何なんでしょうか?お釈迦様の言葉やサンガの方々の言葉に納得し、悪いこと・怠けることをするとツラくなると知っているのになぜ心は、気をつけないとすぐ怠けたくなるのでしょうか?
ワンギーサ
2009年01月31日 10:58
新さん、ツヨシさん、高橋さん、おはようございます。

ツヨシさんへ。
寝ている時のことは気にしないでいいです。起きている時の心の状態が改善されると寝ている時も改善します。
下着は洗えばいいのです。起きている時は五戒を守り、慈悲の心で生活して下さい。

高橋優太さんへ。
ダンマパダ116番「善をなすのを急げ。善をなすのにちゅうちょをしたら、心は悪事を楽しむ。」があります。ちゅうちょをすると、妄想が始まります。妄想すると怠けが始まるからです。妄想しないで、すぐ始めることです。
高橋優太
2009年01月31日 11:25
ご回答ありがとうございます。やると決めたらすぐ始めるようにします。善いことは、先生の言うとおり躊躇してできるものではないと思います。妄想すると、「自分にはできない」とか「後でやればそれでいいのではないか」とか理由をつけて逃げてしまいます。
ダンマパダ116番の詩をよく理解して、頑張ります。ありがとうございました。生きとし生けるものが幸せでありますように!
2009年01月31日 12:03
起きているとき、五戒を守るよう、生活してみます。
高橋優太
2009年01月31日 14:23
ワンギーサ先生、さっきダンマパダ講義1~4巻(一双、不放逸)が届きました。それで参考資料もいっしょに入っていたのですが、花と心の資料も入っていました。これはもらってもよろしいのでしょうか(間違って入っていたのか気になって)。
あと、長老の講義CDなんですが、友達にコピーしてあげてもよろしいでしょうか?もちろんお金はとりません。
あっきん
2009年01月31日 20:09
今晩は! あっきんは寝坊介です。 子供の頃からトロケル~位よく寝ていました。 それが今年になり、このプログをよく見るようになってから異変が起きました。皆さん早起きでこんなテンポについていけないと内心感じたのですが、明け方早く自然と目が覚めるようになったのです。でもすぐにまたいつもの通り寝てしまいます
きっとよい影響を受けているのでしょうね。ことわざだったかな?”朱に交われば赤くなる” 
身の丈修行者
2015年03月29日 06:00
外に(幸いを得る事を)追い求めていくか、自分が出来る善行為を外に実践するか・・は、向かう方向性が逆かと思います。
自分の内から出せるように精進したいです。

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