悪業は炭火のように身を焦がす牛乳のようには固まらない

ダンマパダ 71

為された悪行為は
牛乳のように直に凝固しない
灰に覆われた火のように
燃えなら愚か者を苦しめる


○この詩から学ぶこと

 悪行為の結果が直に現れない理由について、2月16日のこのブログで書きました。実は悪行為の結果が直に現れないから、悪行為をやってしまうのです。直に結果が現れれば、悪行為をしないのです。その結果は辛く不幸な結果だからです。

 悪行為の結果がどのように現れるか(業の法則)はを知ることは、非常に難しいのです。なぜならば、生命は無始の昔から輪廻を繰り返し、(一応輪廻があることを前提にして書きます。)しかも生命は生まれてから死ぬまで、無数の行為を繰り返し行っています。その一つ一つの行為にそれぞれ結果があるのです。そには善行為もあり、悪行為があり、どちらでもないものもあります。それぞれが相互に関係があります。ですから普通の人間には予想することもできないのです。しかし、釈尊は深遠なの智慧で業の法則を発見され、阿羅漢たちがまとめられた業に関する知識があります。それはアビダンマ(仏教心理学)としてまとめられています。

 アビダンマでは行為の結果(異熟)が現れる時における四種の業について述べられています。
1.現法受業 : 現世において為された善業・悪業の結果( 異熟)がすぐにこの世にもたらされる業。
2.次世受業 : 現世において為された善業・悪業の結果( 異熟)が来世にもたらされる業。今世ではあらわれない。
3.後後受業 : 現世において為された善業・悪業の結果( 異熟)が来々世から涅槃を得るまでの間もたらされる業。
4.既有業 : まったく結果( 異熟)をもたらさない業 (以上、「アビダンマッタサンガハ」(中山書房)145~147ページから引用)

 ですから、殺人などをした場合は、一回地獄に行けば済むということではなく、何回も繰り返し地獄にいかなければならないという恐ろしいことなのです。くれぐれも罪になる悪行為は犯さないように注意した方がよいのです。

 輪廻を信じてない方も、輪廻はないという証拠はないのですから、もしあったしたら大変ですから悪行為はしない方がいいのです。また、このようなことがなくとも、悪行為をすれば気分がいいというわけではないのです。しない方がいいのです。善行為をすれは、悪行為をしなければ、すなわち、道徳を守れば、満足感と充実感が得られます。道徳を守り、心を育て、人格を完成させましょう。

○悪業は炭火のように身を焦がす 牛乳のようには固まらない


~私は幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~ 

この記事へのコメント

2009年02月18日 05:55
ワンギーサさん、おはようございます。業や輪廻の話はよくわかりません。原因があれば結果になる。そしてその結果が原因となる。というくらいまでしか理解出来ません。しかし、地獄があるから悪は犯さず。ではなく、今幸福でありたいから悪を犯さず。という気持ちだけはあるし、常にそうありたいです。今後も悪行為に注意して幸福でありたいと思います。有難うございました。
高橋優太
2009年02月18日 07:05
ワンギーサ先生、新さん、おはようございます。
悪行為をしないよう、人に迷惑をかけないよう注意して生活します。ありがとうございました。
2009年02月18日 07:05
 おはようございます。

「枠から、紙を出しますか。」と、自分。
「出したほうがいいよ。」と、友人。
「入れるときに、出せば、手間が省けるよ。」と、自分。
「僕らが紙を入れる前は、入っていなかったよ。」と、友人。
 枠から、紙を出します。
「他人が枠に紙を入れたくて、枠に入っている紙を見たら、処分に戸惑う。」と、思います。
身の丈修行者
2015年04月04日 12:18
悪業をしないように戒めたいです。
地獄にも行きたくないですし、何より業が生まれないような心がクリアな生き方を目指したいです。
精進致します。

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