アネーカジャーティサンサーラン汝の正体見尽くしにけり

ダンマパダ 153、154

無数の生涯にわたり
あてどなく輪廻をさまよってきた
・・・・・家の作者を探し求めて
更に更にと、生まれ変わるのは苦しいことである (153)

家の作者よ、汝の正体は見られたり
汝が家を作ることはもはやあるまい
汝が梁(はり)はことごとく折れ
家の屋根は壊れてしまった
形成するはたらきから心は離れ
渇愛を滅ぼし尽くした (154)

アネーカ ジャーティ サンサーラン
サンダーヴィッサン アニッビサン
ガハカーラカン ガヴェーサントー
ドゥッカー ジャーティ プナップナン (153)

ガハカーラカ ディットースィ
プナ ゲーハン ナカーハスィ
サッバー テー パースカー バッガー
ガハクータン ヴィサンキタン
ヴィサンカーラ ガタン チッタン
タンハーナン カヤマッジャガー ティ (154)



(日本テーラワーダ仏教協会 「日常読誦経典」29ページより)

○この詩から学ぶこと

 この二つの詩は、釈尊が無上なる正覚を得たとき、最初に述べられた歓喜の言葉だと言われています。釈尊の喜びの声になるべく近い声を感じられるように、パーリ語の発音をカタカナで表示してみました。繰り返し読んで釈尊の喜びを少しでも感じて下さい。

 この詩の「家」とは身体のこと、五蘊(色、受、想、行、識)のことです。「家の作者」とは渇愛のことです。「梁」とは煩悩を意味します。「家の屋根」は無明を意味します。

 この二つの詩は、悟りの瞬間のメカニズムについて述べられています。その詳しい説明はスマナサーラ長老の法話が日本テーラワーダ仏教協会のホームページにありますから、そちらを是非お読み下さい。http://www.j-theravada.net/howa/howa70.html

○アネーカジャーティサンサーラン汝の正体見尽くしにけり

~私は幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

この記事へのコメント

2009年04月18日 04:33
三宝に帰依いたします。おはようございます。
2009年04月18日 04:37
読んで、喜びを感じた気がします。喜びなら、良かったです。喜。
2009年04月18日 05:29
ワンギーサさん、ツヨシさん、おはようございます。バラの花をありのままに知りたいです。花は眼に見えないそうですから。ひとつの心が生まれて、消える。心の変化スピードは光より速いので大量のデータをとって知ることばかりやってる。昨日もありのままに知ろうと色々試みましたが知ったものは捏造でした。捏造しなければ煩悩がなくなるはずだからです。有難うございました。
あっきん
2009年04月18日 07:58
おはようございます。
溺愛のエネルギーが生きたいと思い、心の形成作用が体を作ると解釈して良いのでしょうか。それで細胞分裂するのかな。細胞どうしもネットワークして心に情報伝達してるでしょう。生命のネットワークのより、何かが情報伝達されている。私的にカルマだと思うが捏造かも。
ワンギーサさんどこが違うか指摘して頂けるとありがたいのですが、メカニズムが解明するのが一番難しいと思いますがお願いします。
まお
2009年04月18日 08:44
 皆様に悟りの光が現れますように。

 こころ清くし こころ守れば
 たとえ戦いや 競争でさえも
 こわくはないよ 影響はなし

と昨日自分の人間関係や男女問題について考え、解決し詩を作ったのですが、今回は逃げないでこれからそれを試してみます。
 わからなかった無明と明についてよくわかりました。

高橋優太さんへ
 わかりました。優太さんが幸せでありますように。

 生きとし生けるものが幸せでありますように。
高橋優太
2009年04月18日 09:01
ワンギーサ先生、皆様、おはようございます。
悟っていないので、自分の主観にしがみついてしまう。他人の考えを馬鹿にしたり、高慢の心が強いと最近気づきました。だから悟るまで、慈悲の冥想はとてもとても大事だと思いました。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
あっきん細胞
2009年04月18日 09:02
あっきんさん、細胞・細胞としっつこいんだから。
君の脳細胞では計りしれない。
あっきん
だって生き物は共通している細胞が1つあると聞いた事があるからなんだもんね。
高橋優太
2009年04月18日 09:18
ワンギーサ先生、皆様、おはようございます。
面白いことがあるので、コメントします。
最近、人付き合いがとても増えました。その時、五戒に気をつけて生活していました(ウソをついてしまいましたが)。そうすると、例えばカラオケなどお酒の出そうな集会に誘われなくなりました。「彼は真面目だから。」と誘われません。さらに嘘をつかないよう気をつけているためか、原因はわかりませんが、人に信用されるようになったかな?と感じました。
五戒を守る人は五戒に守られる。と思いました。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
まお
2009年04月18日 18:08
 皆様が幸せでありますように。
 高橋優太さんのコメント、なるほどと思いました。私はこれからお酒を勧められたり集会などの機会が出てくるだろうと思います。統合失調症や精神病の人は酒を飲むとアルコール依存症になる可能性が高いから飲みませんという言い訳もあるけれど、やっぱり五戒を守ることが一番なんですね
 生きとし生けるものに悟りの光が現れますように。
ワンギーサ
2009年04月18日 18:30
 あっきんさん、こんばんは。私も見て知った訳ではありませんが、一応私が理解していることを述べます。私たちの心は光よりも速い速度で生滅を繰り返しています。しかし、消えた心を縁にして、次の心が生まれますから、前の心の業を次の心は受け継いでいます。そして今の肉体が死ぬ前の最後の心を死心といいます。生まれ変わった時の最初の心は結生心といいます。ですから、死心の次の心は結生心です。結生心は卵と精子が受精した時、受精卵に入ります。卵と精子が受精しても、結生心が入らないと細胞分裂せずに分解して消えます。死心の側から言うと自分の業に相応しい(波長の合う)受精卵を探して、その受精卵に入りこんで結生心になるのです。結生心が入った受精卵は、細胞分裂を繰り返し、胚になり成長し、生体になるのです。心はその身体の中で生滅を繰り返し、心が死心になるまで、その身体は生きているのです。
ワンギーサ
2009年04月18日 18:47
 皆さん、こんばんは。いろいろコメントして下さいましてありがとうございます。皆さんのコメントから元気をもらって、このブログも続けていけます。
 まおさんの詩はその通りです。心を守るためには、五戒を守るのが一番です。高橋優太さんが言うように、五戒を守ると五戒に守られることは確かです。
 ダンマパダ124番はその際参考になります。3月27日のブログにスマナサーラ長老の法話のアドレスがコピーしてありますから、それも読んで下さい。
身の丈修行者
2015年04月28日 12:16
家の比喩が使われている事、興味深く思います。
現在の家の意味ですと、守るべきもの・維持するべきもの・さらに発展させる・・ような意味があると思います。執着度は高いと思います。
ですが、屋根は壊れ・梁は折れ・・ですと、家・渇愛は成り立たないと思います。
それを発見されたお釈迦様を尊敬致します。
分かり易く説明下さるスマナサーラ長老・ワンギーサ長老も尊敬致します。
心を込めて学ばせて頂きたいです。

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