空腹で己が苦だとよく分かる己を知って涅槃に至る

ダンマパダ 203

飢えは最大の病気だ
身心は最大の苦だ
これをありのままに知って
涅槃という最高の幸福に至る


○この詩から学ぶこと

 詩の訳を少し変えました。
 なぜ飢えが最大の病気なのかは、前回説明しました。
 この詩の因縁物語は、スマナサーラ長老の法話で説明されています。

 飢えは不治の病なのです。食べ物を食べるという治療を毎日ほどこさなければ、死んでしまうのです。ですから、最大の病気だと言われるのですが、人間は空腹であると、理解力が衰えるのです。修行するためには、あまり空腹ではいけません。適度に体調を整えておく必要があります。ですから、苦行は修行の妨げになります。

 空腹が病気であるのは、身心があるからです。身心が苦の原因です。正確に言えば、身心への執着が悩み、苦しみの原因なのです。ですから、この事実をありのままに観察して、理解することによって、身心への執着がなくなります。この執着がなくなると、全て煩悩が消えて、最高の幸福である涅槃に至るということになるのです。

○前回の「この詩から学ぶこと」

http://76263383.at.webry.info/200807/article_14.html

○この詩に関するスマナサーラ長老の法話(日本テータワーダ仏教協会HPより)

http://www.j-theravada.net/howa/howa112.html
 苦行と修行は違うもの ~悟るためには身体の安定も必要です~

○空腹で己が苦だとよく分かる己を知って涅槃に至る

~私が幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

この記事へのコメント

2009年05月30日 04:54
ワンギーサさん、おはようございます。飽食の時代にはなかなか実感できないかもしれません。でもちょっとしたキッカケ、例えば一日に一食しか食べなかった時などには「飢えを避けて生きたい」という本能が強く蘇ってきます。これは実感です。今日の内容も「実感」のレベルをどこまで上げられるか?がポイントだと思います。想像力に偏重すると感傷的になりますから。誤解を恐れず言えば、私はこうした類の法話(ダンマ)が気に入ってます。自分ひとりだけで単純な自然法則に坑う「無知」と「実感」を通して戦えるからです。有難うございました。
ツヨシ
2009年05月30日 05:46
おはようございます。
空腹で、食べれないとき、寝ました。
あっきん
2009年05月30日 07:59
おはようございます。
魚屋でマグロ丼を見た。美味しそうだな、でもこの幸せは食べている間の15分位だと頭の中をよぎった。同時に涅槃の幸せとはレベルが低すぎと思う。結局お腹がすいてたので、違うものを選んだ。仏教を知らなかったら、他のお客と同じように疑問をもたず買い、幸せもそこ止まりかも。
あっきん球 
2009年05月30日 08:16
punさん参考になるコメントがあったら、またお願いします。世の中肥溜めで価値がない。それが真実かも。
(^・^)気持ち球 私って近頃肥えすぎかしら!?
身の丈修行者
2015年05月14日 06:21
ワンギーサ長老の分かり易い本文・解説の「身心への執着が悩み、苦しみの原因・・この事実をありのままに観察して、理解することによって、身心への執着がなくなります・・全て煩悩が消え・・」心に響きます。
飢えるという事は現在なかなか経験出来ない幸せの状態ですが、空腹になる時にもそうでない時も実行中継実践をしてありのままに観れるように精進したいです。

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