怒るなよ身も心もこわれるぞ慢心捨てれば心配ないぞ

ダンマパダ 221

怒りを捨てるように、慢心を捨て去るように
一切の執着に打ち勝つように
心と身体に執着しない
無一物の人には苦悩は現れない


○少しでもブッダの肉声に近づくために(ローマ字の下のひらがなを3回音読して下さい。)

 Kodham jahe vippajakeyya mânam,
 こーだん じゃへー   うぃっぱじゃけっや まーなん
 怒りを   捨てるように 放棄するように 慢心を
 Saññojanam sabbam atikkameyya;
 さんにょーじゃなん さっばん あてぃっかめっや
 束縛を        すべての 捨て去るように 
 Tam nâma rûpasmim asajjamânam,
 たん なーまるーぱすみん あさっじゃまーなん
 彼の 心と体において     執着しない
 Akiñcanam nânupatanti dukkhâ. 
 あきんちゃなん なーぬぱたんてぃ どぅっかー
 何もない人に  ついて来ない    苦は

*ダンマパダはパーリ語で書かれています。翻訳するとどうしても翻訳者の主観が入ってしまうので、最終的にはパーリ語で読むのがベストです。少しずつパーリ語に親しんで、さらに興味が出てくれば、自分でパーリ語辞書を引いてみて下さい。

*日本テーラワーダ仏教協会HPに小野道雄さんのパーリ語入門講座があります。そのアドレスはhttp://www.j-theravada.net/sakhi/pali-aiueo-1.html

*日本テーラワーダ仏教協会HPに柴田尚武さんのダンマパダのパーリ語文法事項のまとめが掲載されています。そのアドレスはhttp://www.j-theravada.net/sakhi/dhp-reading-1.html

○この詩から学ぶこと

 今回の221番から234番まで、「第17 怒りの章」になります。
 
 「怒りを捨てるように」からこの詩は始まります。次は「慢心を捨て去るように」と続きます。慢心があるから怒りが生まれるのです。そして慢心を含むすべての束縛の打ち勝つように勧めます。すべての束縛に打ち勝てれば、自分の心と体におけるこだわり、執着がなくなります。そのような人は無執着の人です。無執着の人にはすべての悩み苦しむがなくなります。

 このような話の流れを、「この詩に関するスマラサーラ長老の法話」で完璧に解説されています。この法話を何回も読んでよく理解すれば、ほとんどの悩みは解決します。

 私の前回の「この詩から学ぶこと」は多少科学的に怒りを理解するのに参考になります。

○前回の「この詩から学ぶこと」

http://76263383.at.webry.info/200807/article_27.html

○この詩に関するスマナサーラ長老の法話(日本テーラワーダ仏教協会HPより)

http://www.j-theravada.net/howa/howa127.html
 怒りは心の自動発火装置 ~怒りは簡単に消えないもの~

○怒るなよ身も心もこわれるぞ慢心捨てれば心配ないぞ

~私は幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

この記事へのコメント

2009年06月11日 05:13
ワンギーサさん、おはようございます。自分が正しくそれを物差しにして、他との違いを無視すると怒りが生じます。それぞれが皆違うことを認めてしまえば、怒りが起きないはずです。しかし、その違いを認めるのも感情に基づけば結局「差別」になってしまいます。自我意識が機能してる限り、それは感情的、主観的になります。違いを認めて、怒りの感情が多少減ったとしても、「区別」が「差別」にならないように、少なくともそのことに無自覚でないよう気を付けたいと思います。有難うございました。
楽の母
2009年06月11日 06:51
楽を抱っこし続け体が痛くてつらい…おっぱいを飲んでくれず痛い…夜頻繁に起き眠れずつらい…怒ってるつもりはないのですが
体のつらさがあるとき一番どう心をおちつけていいかわからず あぁひとりゆっくりしたいと思ってしまいます
髙橋優太
2009年06月11日 07:18
ワンギーサ先生、皆様、おはようございます。
自分を否定される、バカにされるときが一番怒りが強くなると思いました。客観的に相手が言ったことを理解して、怒りでなく、理性的に生活しようと思います。ありがとうございました。生きとし生けるものが幸せでありますように。
pun
2009年06月11日 07:20
おはようございます。慢心を捨てて安心を得たいです。今日もありがたいご法話をいただきありがとうございました。
ワンギーサ
2009年06月11日 08:08
新さん、楽の母さん、高橋優太さん、PUNさん、おはようございます。
 楽の母さんへ。体の痛さを感じてください。痛いのは事実ですが、つらいは妄想です。それが分かれば、痛いがつらくなくなります。乳房の痛みを感じて下さい。 夜頻繁に起き眠れない状態を感じて下さい。その時つらいと思うのは妄想です。 怒ってるつもりはないのですがと思う時は、怒っているのです。怒っている感情を感じて下さい。「体のつらさがあるとき一番どう心をおちつけていいかわからず 」と思う時は、以上のようにやってみてください。ヴィパッサナー瞑想のいい機会です。驚くべき発見があるはずです。
楽の母
2009年06月11日 16:42
ありがとうございます…よい機会を与えてくれた子に感謝します
忙しく髪振り乱しながら世話に動き回ってるときは 痛みがないのに…
ゆっくり椅子に腰かけおっぱいあげてるとき…痛みに耐えています…妄想が入り込んできてしまいます がんばります
身の丈修行者
2015年05月18日 07:45
慢心はマーナで宜しいでしょうか。
マーナは人と比べてしまう事とスマナサーラ長老に学びました。比べてしまう事で苦しみを生じさせてしまいます。
そのような生き方を実践して参りたいです。
身の丈修行者
2015年05月18日 14:27
度々申し訳ございません。誤字を訂正させて頂きます。
慢心しないように戒めて参りたいです。

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