暴走の車を制御するように怒りを制御する人が御者

ダンマパダ 222

暴走する車を止めるように
爆発する怒りを制御する人を
私は真の御者と呼ぶ
他の人は手綱を持つだけの人


○少しでもブッダの肉声に近づくために(赤字のひらがなを3回音読して下さい。)

 Yo ve uppatitaṃ kodhaṃ,
 よー    うえー うっぱてぃたん こーだん
 その人は 実に  飛び上がった 怒りを
 rathaṃ bhantaṃva dhāraye ;
 らたん ばんたん わ   だーらいえー
 車を  迷走する ように 抑制する
 Tamahaṃ sārathiṃ brūmi,
 たまはん さーらてぃん ぶるーみ
 彼を私は  御者と    呼ぶ
 rasmiggāho itaro jano.
 らすみっがーほー いたろー じゃのー
 手綱を持つ人    他の   人々は


*日本テーラワーダ仏教協会HPに小野道雄さんのパーリ語入門講座があります。そのアドレスはhttp://www.j-theravada.net/sakhi/pali-aiueo-1.html

*日本テーラワーダ仏教協会HPに柴田尚武さんのダンマパダのパーリ語文法事項のまとめが掲載されています。そのアドレスはhttp://www.j-theravada.net/sakhi/dhp-reading-1.html

○この詩から学ぶこと

 自分も他人も怒りはいつ爆発するかわかりません。そのような状態は高速道路を高速で走っている車のようなものです。いつでも、ブレーキを踏んで、減速できるようにしておかなければ大変危険です。

 爆発する怒りを抑えることは、大変難しいのです。この詩が出来た因縁物語は、爆発した怒りを抑えた樹神の話は前回の「この詩から学ぶこと」に書きました。

 怒りによって、人生を台無しにしてしまった人はたくさんいます。その中にあって、怒りをコントロールできる人は、人生のプロドライバーだとスマナサーラ長老の法話では述べられています。


○前回の「この詩から学ぶこと」

http://76263383.at.webry.info/200807/article_28.html

○この詩に関するスマナサーラ長老の法話(日本テーラワーダ仏教協会HPより)

http://www.j-theravada.net/howa/howa128.html
 人生のプロドライバーになる ~怒る人は多重に損をする~

○暴走の車を制御するように怒りを制御する人が御者

~私は幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

この記事へのコメント

2009年06月12日 05:46
ワンギーサさん、おはようございます。私が仏教を勉強してる目的はまず「怒り」を抑制し、そして無くすことです。それだけ「怒り」にはやられてました。制御するにはどんな状況でも『絶対に怒らない』、『怒ってしまったら行動しない』しかないと思います。例えば、私の場合、両親に対しては無防備になり怒りに基づいた言葉を発してしまいがちです。これは習慣になりやすく怖いことです。習慣になるとすぐに(常に)顔を出す。時に善心のふりをしてまで自分自身を欺く。悪感情は自動的に現れるものなので、簡単に善心が生じてると感じてる場合は、それは「怒り」なのかもしれませんね。極論かもしれませんが、素直、自然という美名のもとに結果的に「怒り」を培養することは危険です。それには、まず自覚できる「怒り」を「絶対的に」除去することだと思います。有難うございました。
2009年06月12日 06:08
具合的に言うと、慈悲の瞑想の時も「怒り」が割込む場合があります。昨日の法話会でスマナサーラ長老に質問して気づきました。私の場合、亡き祖母の姿が慈悲の瞑想の最中見えてしまうことがあります。長老のお答えは「それは後悔だ」ということで納得できました。後悔は怒りの一種ですが、このケースように気づきづらい場合もあるし、気づいても美化してしまうこともあるので、簡単に現れる感情にはかなり要注意だと改めて思いました。
あっきん
2009年06月12日 07:58
おはようございます。
怒りが悪いと分かっても、実行に移す事は容易くない
相手を攻撃すれば、自己も危うくなる訳で泥沼状態。日常の生活が修行の場ですね。
身の丈修行者
2015年05月18日 07:48
ワンギーサ長老の分かり易い本文・解説の「怒りによって、人生を台無しにしてしまった人はたくさんい・・怒りをコントロールできる人は、人生のプロドライバー・・」心に響きます。
ある一定怒ってしまうと、もう止まらなくなり破壊行為等々をしてしまうような印象を感じます。
また対象がいて怒りをあおってきた場合、同調してしまう自分が居ます。
自分の怒りを制御できるよう、精進して参りたいです。

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