昼も夜仏陀の弟子は覚醒し身体について念じているよ

ダンマパダ 299

常に仏陀の弟子は
よく覚醒していて
昼も夜も
身体を念じている


○この詩から学ぶこと

 「 身体を念じている」について、前回は中部経典の「第119 身至念経」を引いて、18の方法と10の功徳について述べました。今回はその中の一つ「身体の部分の観察」を紹介します。

 「つぎにまた、比丘たちよ、比丘は、足の裏より上、頭髪より下の、皮膚を周辺とする種々の不浄に満ちた、この身を観察します。 すなわち、<この身には、髪・毛・歯・皮。肉・筋・骨・骨髄・腎臓。心臓・肝臓・肋膜・脾臓・肺臓。腸・腸間膜・胃・大便。胆汁・痰・膿・血・汗・脂肪。涙・脂肪油・唾・鼻液・関節液・小便がある>と。比丘たちよ、それは、たとえば両方に口のある袋が、種々の穀物に、すなわち、サーリ籾米、ヴィーヒ籾米、緑豆、そら豆、胡麻、米に満ちており、それを眼のある人が開けて、<これらはサーリ籾米である。これらはヴィーヒ籾米である。これらは緑豆である。これらはそら豆である。これらは胡麻である。これらは米である。>と観察するようなものです。

 比丘たちよ、ちょうどそのように、比丘は、足の裏より上、頭髪より下の、皮膚を周辺とする種々の不浄に満ちた、この身を観察します。 すなわち、<この身には、髪・毛・歯・皮。肉・筋・骨・骨髄・腎臓。心臓・肝臓・肋膜・脾臓・肺臓。腸・腸間膜・胃・大便。胆汁・痰・膿・血・汗・脂肪。涙・脂肪油・唾・鼻液・関節液・小便がある>と。このように怠けることなく、熱心に、自ら励み、住むかれらには、在家的な憶念と思念が捨断されます。それらの捨断により、内に心は確立し、落ち着き、専一になり、安定します。比丘たちよ、このようにまた、比丘は身に至る念を修習します。」(片山良一訳  「中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇Ⅰ」p311~p312)

 <この身には、髪・毛・歯・皮。肉・筋・骨・骨髄・腎臓。心臓・肝臓・肋膜・脾臓・肺臓。腸・腸間膜・胃・大便。胆汁・痰・膿・血・汗・脂肪。涙・脂肪油・唾・鼻液・関節液・小便がある>と私もパーリ語で毎日唱えております。また、出家式の時、頭をそってもらう際、この言葉を何度も唱えのです。かつて、その最中にお悟りになった方もおられたと聞いています。

 このように、自分自身を丁寧に観察することで、欲、怒り、無知のない清らかな心にすることができるのです。身体の動きを観察することの重要性については、先日293番の詩においても述べました。あとは実践するのみです。

○前回の「この詩から学ぶこと」

http://76263383.at.webry.info/200809/article_17.html
 仏陀の弟子は身体を念じて漏尽通得て解脱する

○少しでもブッダの肉声に近づくために(カタカナを3回音読して下さい。)

スッパブッダン パビッジャンティ
Suppabuddhaṃ  pabujjhanti,
よく目覚めて  目覚めている
サダー ゴータマサーワカー
sadā    gotamasāvakā;
常に   ゴータマの弟子は
イェーサン ディワー チャ ラットー チャ
Yesaṃ    divā     ca   ratto   ca,
彼らは    昼     も   夜   も
ニッチャン カーヤガター サティ
niccaṃ    kāyagatā     sati.
常に     身体について 念じる
 
○昼も夜仏陀の弟子は覚醒し身体について念じているよ


~私は幸せでありますように~
~私の親しい人々が幸せでありますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~

この記事へのコメント

2009年07月28日 05:05
ワンギーサさん、おはようございます。経典の引用有難うございました。私は今『勝利の経』を常に持参し読んでます。そして「自分はただの糞(クソ)の塊」という事実を念じてます。内臓についてはピンとこない面がありましたが、幸い大腸の検査の際、醜いポリープなどが大量にあったのでその写真をもらって、『勝利の経』に挟んで持参してます。グロテスクな写真を見ながら、不浄観をすると気分が悪くなることがあります。それが「執着」なのですが、自分の内臓なのでとても役立ちます。「無知」を攻撃してくれます。さて、今日は足の裏から丁寧に身体を観察するという内容で大いに参考になりました。よくないのは身体の一部ばかりに偏ってみる癖がついていることだと思いました。それはつい先ほど、「足の裏」を一分ほど観察して思ったことです。身体の表面の観察は「まんべんなく」を大切なポイントとして実践します。有難うございました。
P
2009年07月28日 06:30
よく字幕の映画みてますと、
クソ!(shit)と、
あまりお上品じゃない人々が、
悪口や、失敗したときなどに、
口にしておりますが、

ブッダも、この世や、
我々に対して、

shit!

と仰っていた
のですね
髙橋優太
2009年07月28日 10:24
ワンギーサ先生、皆様、おはようございます。
スマナサーラ長老の「有意義な生き方」の無駄をなくすための13カ条で挙げられているものを全部「YES」と答えられるようにしたいです。とくに⑦欲・見栄・高慢・嫉妬・落ち込み・怒りなどの感情に負けていませんか?の質問で、自身を持って「はい」と言えるようにします。負けずに妄想せずに、体を念じます。ありがとうございました。一切の過ちを懺悔いたします。生きとし生けるものが幸せでありますように。
ツヨシ
2009年07月28日 20:01
 髪から小便まで、念じてみます。
身の丈修行者
2015年06月03日 07:30
ワンギーサ長老の分かり易い本文・解説の「自分自身を丁寧に観察することで、欲、怒り、無知のない清らかな心にすることができるのです」心に響きます。
執着するに値しない・・と智慧で分かるように精進したいです。

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