比丘たちは慈悲の心で生活し業のできない境地体得(368)

ダンマパダ 第26章 比丘 368

慈しみの心で生活し
仏陀の教えを確信する比丘は
業ができない安楽な
静寂の境地に到達するだろう


〇この詩の理解に参考になるお経

 「慈 経」

1.[解脱という] 目的をよくわきまえた人が、静かな場所に行ってなすべきことは [以下の通りである。] 何事にもすぐれ、しっかりして、まっすぐでしなやかで、人の言葉をよく聞き、柔和(にゅうわ)で、高慢でない人になるように。

2.足ることを知り、手が掛からず、雑務少なく、簡素に暮らし、諸々(もろもろ)の感覚器官が落ち着いていて、賢明で、裏表がなく、在家に執着しないように。

3.[智慧ある] 識者達が批判するような、どんな小さな過ちも犯さないように。幸福で平安でありますように。生きとし生けるものが幸せでありますように。

4.いかなる生命であろうともことごとく、動き回っているものでも、動き回らないものでも、長いものでも、大きなものでも、中くらいのものでも、短いものでも、微細なものでも、巨大なものでも、

5.見たことがあるものもないものも、遠くに住むものでも、近くに住むものでも、既に生まれているものも、[卵など、これから] 生まれようとしているものも、生きとし生けるものが幸せでありますように。
6.どんな場合でも、ひとを欺(あざむ)いたり、軽(かろ)んじたりしてはいけません。怒鳴ったり、腹を立てたり、お互いにひとの苦しみを望んではいけません。

7.あたかも母が、たった一人の我が子を、命がけで守るように、そのように全ての生命に対しても、無量の [慈しみの] 心を育てることです。

8.慈しみの心を、一切世間(すべての生命)に対して限りなく育てることです。上に、下に、横(周り)に[棲む如何なる生命に対して] も、わだかまりのない、怨みのない、敵意のない心を育てることです。

9.立っている時も、歩いている時も、坐っている時も、あるいは横になっていても眠っていない限り、この [慈悲の] 念をしっかり保つものである。これが梵天(ぼんてん) (崇高なもの) の生き方であると言われています。

10.[このように実践する人は] 邪見を乗り越え、常に戒を保ち、正見を得て、諸々(もろもろ)の欲望に対する執着をなくし、もう二度と母体に宿る(輪廻(りんね)を繰り返す)ことはありません。

日本テーラワーダ仏教協会「日常読誦経典」より

〇前回の「この詩から学ぶこと」

http://76263383.at.webry.info/200811/article_5.html
 比丘たちは慈悲の心で生活し業のできない境地体得


〇この詩のパーリ語原文

368.
メッタヴィハーリー ヨー   ビック
Mettāvihārī      yo    bhikkhu,
慈の 生活    その人  比丘
パサンノー ブッダサーサネー
pasanno    buddhasāsane;
確信する   仏陀の教えを
アディガッチェー パダン サンタン
Adhigacche     padaṃ  santaṃ,
達するだろう    処に  寂静に
サンカールーパサマン スカン
saṅkhārūpasamaṃ     sukhaṃ.
現象が静まった      安楽に

〇比丘たちは慈悲の心で生活し業のできない境地体得(368)

~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~

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この記事へのコメント

2009年09月12日 04:19
ワンギーサさん、おはようございます。『慈経』だぜ!こうしてお目にかかれて幸いです。何回読んでもやはりいいですね(^O^)。御紹介有難うございました。…『サッベーサッターバワントゥスキッタッター!!』…サードゥ!サードゥ!サードゥ!
はやめ
2011年04月20日 18:59
私は腹立つともの凄く腹立つ性で抑えるのに胸が詰まり全身が熱くなり、それでも無理やり我慢して迄抑えるようにしています。業になる事を知ったから。仏教に遇えて少しでも悪を留める事が出来て有難いです。
身の丈修行者
2015年06月18日 06:30
私の感想話で恐縮です、慈教の中で「あたかも母が、たった一人の我が子を、命がけで守るように・・」の、「命がけ」の言葉にインパクトを感じます。そのように生きている方は凄いと思います。
その境地で慈しみの気持ちを育てて参りたいです。

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