78.悪しき友と交わるなかれ、善き友と交わるがよい


明けまして、新年おめでとうございます


本年もいっしょにダンマパダを学び、仏道を実践しましょう



阿羅漢であり正自覚者であり福運に満ちた世尊に敬礼致します

ダンマパダ 第6 賢者の章 78

悪しき友と交わるなかれ
卑しき友と交わるなかれ
善き友と交わるがよい
尊き人と交わるがよい


(片山一良先生 訳)


〇超訳の試み

悪い友と付合わないように
最低の人に付合わないように
善い友と付合うように
最高な人と付合うように


〇子供のためのダンマパダ

悪い子はどんな子ですか?
悪い子にはならないように
善い子とはどんな子ですか?
善い子になるように





〇一口メモ

 釈尊の教えは、正確に言えば自力でも他力でのないのですが、あえて「自力」と「他力」という別け方をすると、「自力」です。自分の意志で自分を向上させようとしなければ、自分は向上しないのです。悪くはすぐなります。例えば276番の詩があります。「汝らはなすべきことを熱く為せ、仏陀は教示するだけだ」、自分で努力しなかれば自分は変えられないのです。しかし、ここにあるように、仏陀の教示は最高に重要なのです。これがなければ変られないことも事実なのです。

 ならば人間を含めて、すべての生命の行動はワンパターンの繰り返しです。人間で言えば、いろいろな刺激にたいして、欲と怒りと無知で反応しているだけなのです。向上する、善い人間になるということは、欲、怒り、無知の反応パターンを変える必要があるのです。この反応パターンを変化させる要因が「仏陀の教示」なのです。

 私たちが、「仏陀の教示」に接する機会は、仏陀の教示を実践する人々に出会う時です。これらの人々は善い友なのです。最高の人とは、仏陀の教示を体得している人なのです。そのような人に出会えたならば最高の幸運と言ってもよいのです。

 逆に、道徳を無視するような人、不道徳を強要すような人は最低の人ですが、そのよう人には近づかない方が安全です。必ずと言っていいほど不幸になります。論語の教えにも「君子危うきに近づかず」という言葉があります。繰り返しますが、人間は悪ことにはすぐ影響されてしまうものなのです。

 子供は大人以上に悪い子の影響を受けます。しかし、子供はまだ判断できませんから、大人が注意する必要があります。とは言ってもいわゆる悪い子と言っても子供ですから、大人がみんな楽しく成長できるようにしたいものです。


〇この詩に関するスマナサーラ長老の説法

人格と性格は変えられる
http://www.j-theravada.net/howa/howa25.html


〇前回の「この詩から学ぶこと」

悪い人悪い友とは付合うな 善い友達と付合うように
http://76263383.at.webry.info/200902/article_24.html


〇パーリ(語)原文


78.
ナ バジェー パーパケー ミッテー
Na  bhaje    pāpake    mitte,
な 親交する  悪い     友と
ナ バジェー プリサーダメー
na  bhaje    purisādhame;
な 親交する  人 最低の
バジェータ ミッテー カリヤーネー
Bhajetha   mitte    kalyāṇe,
親交せよ  友と    善い
バジェータ プリスッタメー
bhajetha    purisuttame.
親交えよ   人 最高の

〇今回の詩のパーリ語について、日本テーラワーダ仏教協会のホームページに「ダンマパダ輪読会 文法事項のまとめ( 記録文責;柴田尚武 先生 )」がありますので是非御参照下さい。
http://www.j-theravada.net/sakhi/Dhp76-86.pdf


~生きとし生けるものが幸せでありますように~
~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
~生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように~
~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~



◎お願い:今回の詩に共感された方は、ページ右上の『仏教』をクリックをお願いします。そうすると、仏教ランキングのランクが上がります。ランクが上がると多くの人の目に留まりやすくなり、ダンマパダの認知度が高まるからです。


     ★2010年1月10日(日) 新春初期仏教講演会のお知らせ★
お釈迦様が説く、幸福の「縁起」論─無知の「無限軌道」の切断ポイント

講師 アルボムッレ・スマナサーラ長老

日時 2010年1月10日(日) 18:40 受付開始 19:00 開演 21:00 終演

NHKラジオ深夜便「こころの時代 怒らない生き方」出演で話題のアルボムッレ・スマナサーラ長老。2010年初となる講演会のテーマはズバリ「縁起」。 仏教のエッセンスとされながらも、イマイチ難しそうな「縁起の教え」を私たちの日々の生活にいかして、幸福に生きる秘訣を探してみましょう。

■会場 文京シビック小ホール(文京シビック2F 定員371名)
■最寄駅 東京メトロ後楽園駅 4bまたは5番出口 徒歩3分/都営地下鉄春日駅(連絡通路)徒歩3分
■参加費 無料(ご喜捨)※予約は必要ありません
■主催・問合せ 日本テーラワーダ仏教協会
Tel: 03-5738-5526 Mail: info@j-theravada.net

この記事へのコメント

ワンギーサ
2009年12月31日 21:00
皆様、少し早いですが、
明けまして、お目でとうございます。
3日ほどお休みしましたが、また再開します。本年も宜しく、お願いいたします。
これから、ゴータミー精舎で、皆様と年明けのお経を唱えたいと思っています。
チヨ
2010年01月01日 00:04
ワンギーサさん、皆様、おけましておめでとうございます。旧年はたくさんのことを教えていただきました。どうもありがとうございました。このブログに出会えましたことはとても幸運なことだと思います。毎日読ませていただいています。とても励みになります。皆様の新年が成果の多いものとなりますよう、お祈りしています。
2010年01月01日 02:07
ワンギーサさん、新年明けましておめでとうございます。今年もご指導の方宜しくお願いいたします。年賀状の時期ですが、本心で「おめでとう」と思える人物の影響は確かに強いですね。この暮れから始めたことがあります。「ムディターを育てよう!」と。ゴータミーの仲間はそれぞれに「善行為」に励んでます。しかし、人の善行為に嫉妬したり、ライバル意識を抱いていては、善友と真に仲良くすることは非常に困難となります。在家の立場ですが、「お布施」という素晴らしい善行為があります。パティパダにはお布施された方の御名前が掲載されてます。見た瞬間、これに「嫉妬」していては不善心を培養するようなものです。それでは話になりません。そこで、日課として、「○○様の善行為に随喜致します。この功徳によって○○様の願いごとが叶えられますように」と毎日、念じたり、書いたりすることにしました。暮れから始めたことですが、人の善行為を我がことのように喜べるまでやってるつもりではいます。肝心なのは、他人の悪行為は見ないで善行為だけに焦点をあてることのように考えてます。見た瞬間「ムディター」が現れるまで頑張ります。有難うございました。
高橋優太
2010年01月01日 10:37
ワンギーサ先生、皆様、新年明けましておめでとうございます。
去年は本当にありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。今年は自由な時間が増えますので、ゴーダミー精舎にたくさん行きたいです。生きとし生けるものが幸せでありますように。
ワタナベ
2010年01月01日 21:37
ワンギーサ師、皆様新年明けましておめでとうございます。上記リンク先のスマナサーラ長老のご説法のなかで
『お釈迦様の侍従であったアーナンダ尊者がお釈迦様に次のように言う場面があります。「良い仲間があれば、仏道の半分は成功すると思います。」それに対してお釈迦様は「いいえ、良い仲間があれば仏道は完全に成功するのです。」と答えられたといいます。』
日本でも「朱(しゅ)に交われば赤くなる=人は交わる友達によって、善悪どちらにも感化される。大辞泉」という言葉があるように本当にそうなのでしょう。
今年は昨年よりもお坊様、八戒等を守る在家信者の方と接する機会を多く持ち、心の安寧を得たいと思います。
本年も宜しくお願い致します。m( )m
こころざし
2015年07月28日 07:49
日本テーラワーダ仏教協会に関わる方にお会いする時は本文の「仏陀の教示を実践する人々に出会う時」を感じます。共通して思います事は、自己PR的な主張をする事がないことです。今・ここのサティに徹してらっしゃるのかなとの印象を感じます。その様な姿勢に学ばせて頂きます。
たか坊
2016年08月15日 16:18
今回も
明るく楽しく学べたコトを嬉しく思います♪

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