捨てられた 魚のように おびえる心 悪魔の世界を 離れるべきだ(34)

阿羅漢であり、正自覚者であり、福運に満ちた世尊に、私は敬礼いたします。


ワーリジョーワ  タレー   キットー
Vārijova      thale    khitto,
魚ように      陸地に  投げられた

オーカモーカタウッバトー
okamokataubbhato;
水から陸へ 引き出されて

パリパンダティダン  チッタン
Pariphandatidaṃ   cittaṃ,
おののく       心は

マーラデッヤン  パハータウェー
māradheyyaṃ    pahātave.
悪魔の領域を   捨てるべき


水から陸へ引き出されて、陸地に投げられた魚のように
おののく心は、悪魔の領域を捨てるべきだ。


○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。

http://76263383.at.webry.info/200911/article_23.html

http://76263383.at.webry.info/200901/article_20.html


○一口メモ
この詩の直訳は、「水から陸へ引き出されて、陸地に投げられた魚のように、おののく心は、悪魔の領域を捨てるべきだ。」ですが、このままでは、意味が分かり難いと思います。
なぜ分かり難いかと言えば、「水から陸へ引き出されて、陸地に投げられた魚のように、おののく心」とは、今の私たちの心の状態だと、すぐに分からないからです。

しかし、ブッダは私たちの心は恐れおののいているのだと教えています。そのことは本当にそうなのかどうなのか調べて見る必要があります。恐れおののくほどではないと思いますが、明日や未来に不安があるのは確かです。また、病気や死ぬことへの不安はあります。その証拠に保険会社が繁盛しています。

ブッダはその原因は「悪魔の領域」に居るからだと述べています。「悪魔の領域」とは、輪廻転生の世界で、欲界を統括する悪魔に支配されています。すべての不安や恐れは欲に基づいているのです。その理由を端的に述べれば、死の恐怖は「なんとしてでも生きていたい」という欲望に基づくものです。その思いがなければ、死の恐怖はないのです。

参考のために、超訳を紹介します。
「心は安らぎの世界にはなく、恐怖(欲)の世界にいるのだ。欲望の支配する世界を出て、安らぎの世界に向かうべきだ。」

「捨てられた 魚のように おびえる心 悪魔の世界を 離れるべきだ」


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

この記事へのコメント

あすか
2012年04月10日 07:22
ずっと『未来』のために
『今』をおざなりにして
生きていた気がします。

不測の事態も起きうるもの。
準備し備えるのも大切ですが
程度の問題。あまりにも
今が犠牲になるのはどうでしょう。

ましてや避けられない物事のために
今なすべきことにも身が入らず、
さらに、心や体を壊してしまっては
元も子もありません。

これからは、今日、今できることに
精一杯取り組んでいきます。
慈悲と智慧
2012年04月10日 23:16
関西のあん様より長老の法話メモのメール頂きましたので、皆様にもご紹介します。
↓↓

長老のDVDから編集したメモを読んで下さいね

世間に貢献することとは
周りの人の役立つ生き方をすること

そうすると
永遠に評価される

下記の4つを大切にすることが貢献するという意味です

1施し
2愛語
何かアイデアをなめらかに優しく伝える
言葉で人を傷つけない
言葉に気をつける

3有意義な生き方

4平等
差別しない
知識は差別するようにできている
区別が差別に繋がる
心から差別をきれいさっぱり無くす


自己制御ができる人
悪を恥じる
悪を怖がる
高いプライドを持って悪をシャットアウト
世間の無意味なプライドとは違います

我々が自慢するのは生ごみ
全ては捨ててしまわないと行けない
財産名誉も生ごみ
あったとしても全てはそれの奴隷になる
自分と一体になるもの
人格を育てることに憧れるべきです

仏教は性格良さを
推奨します
自分の力で育て上げることができます

心が美しい人は
何をやっても美しい
太陽のごとく光をはなちます

生命一カッコイイ生き方を目指すべきです
自分で育て上げるので誰にでもできます

以上
長老の法話からまとめました



こころざし
2015年10月19日 07:50
自分や身近な人の言動から、今実際の状況とは違う想像(妄想)の何かを思って怯え、それに備えたりそれが浮かばないように何かに走ったりする様な印象を感じる事があります。
その実際の状況と違う想像(妄想)をしないか、それに対して怯えなければ、もっと心が安定すると思います。
言葉にすると難しくないようにも感じますが、そのハードルは高い印象を感じます。
余計な妄想をせず意味なく怯えず、心の安定を目指して参りたいです。