花の香は 風にしたがい 徳の香は 風に逆らい 四方にかおる (54)

阿羅漢であり、正自覚者であり、福運に満ちた世尊に、私は敬礼いたします。


ナ    プッパガンドー   パティワータメーティ
Na    pupphagandho    paṭivātameti,
ない  花の香は       風に逆らって行か

ナ   チャンダナン  タガラマッリカー
na   candanaṃ    tagaramallikā;
ない  白檀      タガラ ジャスミン

サタンチャ    ガンドー  パティワータメーティ
Satañca       gandho    paṭivātameti,
善人の しかし  香は     逆らって行く

サッバー  ディサー  サップリソー  パワーヤティ
sabbā     disā     sappuriso     pavāyati.
全ての   方向に   善人は    香りを放つ


○直訳
花の香は風に逆らって行かない
ビャクダン、タガラ、ジャスミン(も行かない)
しかし、善人の香は(風に)逆らって行く
善人は全ての方向に香を放つ


○一口メモ
花の香りが風に逆らわないのは分かります。
しかし、善人の香とは何でしょうか?

前回のこの詩のブログ記事の「子供のためのダンマパダ」で次のように書きました。

花の香りは風上では分からないが
風上でも分かるもの何でしょう?
母さんや父さんの笑顔
お友たちのやさしさ

そうですね。母さんや父さんや友たちの気持ちですね。気持ちは心です。
善人の香は、善人の心ですね。
善人は全方向に心を広げているのですね。
何度も書きましたが、無量心と言われる慈悲喜捨の心を全方向に広げているのです。

「花の香は 風にしたがい 徳の香は 風に逆らい 四方にかおる」


○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。
http://76263383.at.webry.info/200902/article_5.html
http://76263383.at.webry.info/200912/article_9.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。

この記事へのコメント

カエルくん
2012年04月30日 05:47
おはようございます。
誰に教わったわけでもないのに、このブログにきづいたり、長老の本を書店で手に取ったり…。本当に道徳の香りというのは遠くにいても香るものなのですね。

上座部仏教は私にとって、地獄に降りてきた一本の蜘蛛の糸のような存在です。
怒ってはいけないことさえ知らなかった私に、生きる道を教えてくれました。
ありがとうございます。

生きとし生けるものが幸せでありますように。
とも
2012年04月30日 08:23
 先生 おはようございます
きれいな詩ですね。
イライラしたり怒ったりしない美しい心を目指します。
幸せでありますように
あすか
2012年04月30日 09:01
せっかく香りがただよってきても
他に心をうばわれ気づかぬことも。また、
よい香り、何だろう。と心ひかれることも。
淡い香りもキャッチできるようしっかり
センサーをみがきます。そして、
まわりによい香り(心)をただよわせる
ことができるようになりますように。^^
こころざし
2015年10月26日 19:35
その人が居るだけでその場の雰囲気が柔らかく・温かくなる事があると経験しています。その人は慈しみの実践者なのかも、と思います。
そんな人になれるように、慈悲喜捨の心を全方向に広げて、生きて参りたいです。