阿羅漢の 教えを非難 する人は 結果が熟すと 己が滅びる(164)

阿羅漢であり、正自覚者であり、福運に満ちた世尊に、私は敬礼いたします。


○子供のためのダンマパダ

竹の花は何年も咲かないが
花が咲くと竹は枯れる
お釈迦さまの教えを
知ろうとしないで非難すると
そのように、不幸の花が咲き
自分自身が不幸になるよ


○パーリ語原文と訳語

ヨー サーサナン   アラハタン
Yo   sāsanaṃ    arahataṃ,
その 教えを     阿羅漢の

アリヤーナン  ダンマジーウィナン
ariyānaṃ    dhammajīvinaṃ;
聖者の     法に従って生きる

パティッコーサティ  ドゥンメード
Paṭikkosati      dummedho,
非難する       智慧ない者の

ディッティン  ニッサーヤ  パーピカン
diṭṭhiṃ     nissāya     pāpikaṃ;
見解に     基づいて    悪い

パラーニ    カッタカッセーワ
Phalāni     kaṭṭhakasseva,
実の(ように) カッタカ草 の

アッタガンニャーヤ   パッラティ
attaghaññāya      phallati.
自己を滅ぼすために   結実する


○直訳
悪い見解に基づいて
法に従って生きる阿羅漢
聖者のその教えを
非難する智慧ない者は
カッタカ草の実のように
自己を滅ぼすために結実する


○一口メモ
ダンマパダに慣れてない方には、パーリ語のダンマパダが始めにあると、難しそうに思われるので、「子供ためのダンマパダ」から始めることにしました。お釈迦様が子供にダンマパダ(真理の言葉)を聞かせるとしたら、このように述べられるのではないかと思って作ったものです。まだまだ未熟なものですので、読者のみなさんで自分ならこのよう言うというものがあれば是非それをコメント欄に書いて下さい。それを皆さんで共有したいと思います。

さて、今回の詩の要点は「ブッダの説かれた真理、解脱を得られる修行方法を自分の誤解に基づいて批判することは、最悪の行為です。 自分の幸福もなくなるし、他人の幸福の道をも閉ざすことになるのです。」(スマナサーラ長老の言葉より)
http://www.j-theravada.net/howa/howa79.html

カッタカ草があるそうです。この植物は実を結ぶとその植物は枯れてしまうようです。竹の花はあまり見たことはないと思います。ですから実を結ぶことはあまりないのです。しかし、干ばつなどで竹が枯れてしまうような時は花が咲き実を結ぶそうです。人々は干ばつの事は竹の実を食べるそうです。
カッタカ草の実や竹の実はそれにより、本体の植物が滅びてしまうのです。それらの実はブッダや阿羅漢の教えの批判の譬えなのです。


「阿羅漢の 教えを非難 する人は 結果が熟すと 己が滅びる」


○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。
http://76263383.at.webry.info/200904/article_27.html
http://76263383.at.webry.info/201003/article_6.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


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この記事へのコメント

noritarou
2012年08月13日 16:43
一切は苦・無常・無我と言われます。
物質も感覚も認識も、不満足(苦)から成り、
絶えずダイナミックに変容(無常)していて、
自我も、永遠なる我も成り立たない(無我)。
これらを邪見により否定・非難すると、
>本体の植物(肉体)が滅び そして
>(新たな)花が咲き実(輪廻)を結ぶ
と、理解しました。
あすか
2012年08月13日 17:00
子どものためのダンマパダからの
スタートは親しみやすいですね。

竹の花のお話(例え)からだと
興味を持ってくれそうなので、
下記のようなのもどうでしょうか。

竹の花は何年も咲かないが
花が咲くと竹は枯れる
お釈迦さまの教えを
知ろうとしないで非難すると
そのように不幸の花が咲き
自分自身が不幸になるよ

>蒼氓さん
詳しくありがとうございます。
ブログも参考になります。
みんなの財産ですね。
慈悲と智慧
2012年08月13日 18:13
http://ameblo.jp/jihitotie/

私のブログ再開(忙しくなれば中断)及びコメント欄復活(状況を見て閉鎖の場合あり)のお知らせをこの場を借りてご報告させていただきます。

再開といっても以前のようなペースで更新はいたしません。

もし、よろしければご覧下さい。

では。
ワンギーサ
2012年08月13日 18:29
noritarouさん、こんばんは。

この詩の意味は単に輪廻すると言うことではなく、地獄に落ちるということです。


ワンギーサ
2012年08月13日 18:32
あすかさん、こんばんは。

早速、子供のためのダンマパダを作って頂いてありがとうございます。
その方がわかりやすいですね。
ささ
2012年08月13日 21:48
こんばんは。
今回の並びの方が(子どものためのダンマパダからの)確かに親しみやすいと思います。あすかさんの提案~竹の花からの話の方が、子どもには分かりやすそうですね。私も賛成です。
お釈迦さまの教えを非難すると、自分も他人の幸福も閉ざすという事は、逆の意味の、
お釈迦さまの教えを学ぶと自分も周りも幸せになるということなので、分かりやすいですね。
慈悲と智慧さまもブログの紹介ありがとうございました。
カエルくん
2012年08月13日 22:14
こんばんは。

詩心がないので、誌作りは難しいですが…。
竹の花の例え、いいですね。
竹の花が咲くと竹が枯れる、という話は、祖母や親から聞かされてはいるものの、生まれてから実際に見たことはありません。
竹の花は私にとって、何十年(もしくは何百年?)に一度の、不吉の象徴です。

お釈迦さまやお坊様方の悪口を言わないのはもちろんですが、家族が非難するのも止めるように気をつけています。後生が悪いからやめてね、というように。
お釈迦さまがおっしゃったから、何かを実行するというような話し方をすると、簡単に非難されてしまうので、何で五戒を守り、悪いことをしないようにするのか、考え考え話をするようになりました。よい頭の体操になります。
ワンギーサ
2012年08月13日 23:24
あすかさん、こんばんは。

あなたの提案に従って
今回の子供のためのダンマパダを修正しました。
ありがとうございます。
あすか
2012年08月14日 09:26
ワンギーサ先生
子供のためのダンマパダに
協力させていただいて光栄です。

大人は皆、全ての子供の先輩、
そして、お父さん・お母さん。
皆で次世代を育んでいきましょう。
noritarou
2012年08月14日 09:36
ワンギーサ先生、ありがとうございます。
阿羅漢の教えを非難すると単に輪廻するだけではなく、地獄に落ちる、とまで言っているのですね。恐ろしいことです。
あすかさんの詩、素晴らしいですね。そして、よいものをすぐに取り入れる柔軟なワンギーサ先生、素晴らしいです。
慈悲と智慧さん、ブログに寄らせて頂きます。
こころざし
2015年11月30日 06:27
お釈迦様の教えは何一つ非難をされるような事はないと感じます。もし非難してしまうとしたら、それは道徳を否定し自己破壊の道に行ってしまうと思います。
自身が仏道を実践すると共に、そのご縁を持てる方が一人でも出来るような流れが出来るように日々を過ごしていきたいです。