賢くて 多く学んで 智慧があり 忍耐強い 聖者に従え(208)

阿羅漢であり、正自覚者であり、福運に満ちた世尊に、私は敬礼いたします。

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○子供のためのダンマパダ

そうだから
智慧があり、知識あり
道徳守る、賢い人には
その人だけには従うように
月が星の道に従うように


○パーリ語原文と訳語

タスマー  ヒ
Tasmā    hi –
それ故   実に

ディーランチャ  パンニャンチャ  バフッスタンチャ
Dhīrañca     paññañca     bahussutañca,
賢者であり    智慧者であり   多聞者である

ドーライハシーラン  ワタワンタマリヤン
dhorayhasīlaṃ     vatavantamariyaṃ;
忍耐強い習慣ある者   戒を守る聖者に

タン ターディサン  サップリサン  スメーダン
Taṃ  tādisaṃ    sappurisaṃ    sumedhaṃ,
彼を そのような   善人に      賢者に

バジェータ  ナッカッタパタンワ   チャディマー
bhajetha    nakkhattapathaṃva   candimā .
従うように  星の道に  ように   月が

注:多聞者(たもんしゃ:多く聞いた人、すなわち多く学んだ人)


○直訳
実にそれ故に
賢者であり智慧者であり多聞者であり
忍耐強い習慣のある者、戒を守る聖者
そのような彼に、善人に、賢者に(従え)
月が星の道に従うように


○一口メモ
この詩の一行目「実にそれ故に」は、この前の二つの詩、206番、207番「聖者に会い、一緒に生活することは幸せ」「愚者に会い、一緒に生活することは不幸だ」という事実の故にと言うことで、この208番の詩が続くのです。

聖者に従った方がよいと教えています。そして、聖者と言うものを説明しています。聖者は賢い人であり、智慧がある人であり、多く学んだ人だと言うのです。さらに、忍耐強い人で道徳を守る人、そのような善人、賢者なのだということです。聖者がそのよう人であるならば、そ人に従へば不幸になることはなく、幸福になるに決まっているのです。それは因果法則です。

この詩の最後の行「月が星の道に従うように」と言う比喩で、ブッダは人々が聖者に従うあり方を示しておられますが、ほとんど月や星を見上げたことのない現代人には、この美しさはよく分からないかもしれないと思い少し説明します。

与謝蕪村(よさ ぶそん:江戸時代中期の俳人、画家)の俳句に「菜の花や月は東に日は西に」と言う句があります。菜の花畑と月と夕日をよんだ俳句です。菜の花畑も月も夕日もどれも美しく、それが三つもあって少し贅沢な、雄大な俳句です。太陽が西に沈む時、東から出た月が出ます。そして月は星と一緒に西に移動するのです。一時間くらい夜空を見上げていればこの様子は分かります。これが聖者に人々が従っている姿です。

尚、この詩を以って「第15 幸福の章」が終わります。明日からは「第16 愛の章」が始まります。


賢くて 多く学んで 智慧があり 忍耐強い 聖者に従え(208)


○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。
http://76263383.at.webry.info/200807/article_17.html
http://76263383.at.webry.info/200906/article_2.html
http://76263383.at.webry.info/201004/article_8.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


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この記事へのコメント

カエルくん
2012年09月22日 07:09
おはようございます。
スマナサーラ長老やワンギーサ先生にお会いできたことを、僥倖と思っています。
この道は、諸先輩方の通った道と思い、てくてくと歩いていこうと思います。
あすか
2012年09月22日 11:59
ブッダの言葉と先を歩む先生方に
出会えたことに感謝いたします。
最近空を見ます。
月や星の動き、なるほどです。

・・・・・・・・・・・・・・・
皆様のコメントからそれぞれ
試行錯誤しながら懸命に
精進なさっているのが伝わってきて
とても励みになります。

>さささん
虫達とも仲良くできるよう
努力してます。^^;

お彼岸ですね。
善行が何よりの先祖供養、
今日も精進します。
ささ
2012年09月22日 22:47
こんばんは。
私も空をよく見る方だと思いますが、長い時間見続けることはあまりありませんでした。
月が星の道に従うように(素敵な比喩ですね)、聖者の後を歩んでいきたいです。

あすかさん。元々虫が苦手だったのですが、以前と比べると少しずつ変わってこれたように思います。
今日は、戒壇の清掃に参加してきました。虫さんたちの挙動に「ヒー!」となってしまわないか少し心配でしたが^^;
大分冷静にいられたように思います(笑)
慈悲の瞑想の力を感じさせられる今日この頃です。
私はまだまだとても足りないと自覚がありますので、しっかり励みたいと思います。

今日の功徳を、先祖をはじめ、生きとし生けるものに回向いたします。ありがとうございました。
はなはち
2014年03月21日 23:06
すばらしく感動的なたとえですね。かくのごとくありますように。
こころざし
2015年12月13日 08:02
聖者が教えて下さった事に沿っていきますと、自身の心がとても成長したと感じる事があります。そして非道徳が増え道徳的な生き方が増す印象も感じます。
星の道に従うように、更に成長して参りたいです。