比丘なのに 悪いことする わがままな 彼らは業で 地獄に再生(307)

○子供のためのダンマパダ。
・・・
お坊さんなのに、
修行せず、虫などをころし、
善くないことをして、うそをつく、
しかもお酒を飲むならば、
彼らは地獄に行くだろう。


○パーリ語原文と訳語

カーサーワカンター  バハヴォー
Kāsāvakaṇṭhā     bahavo,
袈裟を首に      多い

パーパダンマー   アサンニャター
pāpadhammā    asaññatā;
悪を行い      無制御の者が

パーパー  パーペーヒ  カンメーヒ
Pāpā    pāpehi     kammehi,
悪人は   悪い      業で

ニラヤン  テー    ウパパッジャレー
nirayaṃ   te     upapajjare.
地獄に   彼らは   再生する


○直訳
袈裟を首に
悪を行い、無制御の者が多い
悪人は悪い業で
地獄に彼らは再生する


○意訳
衣をまとった僧侶なのに
悪を行ない自制心のない者たちが多い
彼ら悪人たちは悪業によって
地獄に生まれ変わる


○一口メモ
この詩と同趣旨の詩がダンマパダにありました。
「煩悩の 汚れなくさぬ 坊さんは きれいな衣が にあいませんよ(9)」
http://76263383.at.webry.info/201203/article_9.html

9番の詩で「煩悩の汚れなくさぬ」と言うところが、今回の詩では、「悪を行ない、自制心のない」という言葉になっています。このようなことは、僧侶でなくとも、在家の人々も改めるべき所であり、僧侶であれば、率先して行うべきことであるのに、それを行なわないのであれば、その罪は重いのです。衣が似合わない程度ならばよいのですが、ここでは地獄に生まれ変わると述べられているのです。

なぜ、地獄に生まれ変わるとまで言われるのでしょうか。それは明日、説明する詩ともかかわります。出家者は在家の人々のお布施によって生きているのです。在家の人々は、出家者が戒律を守り、心を清らかにするために熱心に修行しているものとして、彼らを尊敬し、支援しようとして、お布施するのです。それなのに、それはその気持ちを裏切るという行為だからです。これは大変なことです。出家者はゆめゆめ忘れてはいけない言葉です。

出家する時の決意誰でも、気高く、清らかなものですが、注意を怠るとその気持ちを忘れてしまうという傾向にあります。ですから「初心忘れるべからず」とよく言われます。余談になりますが、仏道では、初心を菩提心ともいいます。「菩提心忘れずべからず」です。

出家者だけではありません。政治家も公約を守らなければ地獄に落ちるでしょう。
皆さんも他人事だと思わないでください。その人なりの初心があるでしょう。それを守らなければ地獄に落ちるかもしれませんよ。


比丘なのに 悪いことする わがままな 彼らは業で 地獄に再生(307)


○スマナサーラ長老のこの詩に関する御説法
*聖職者も安全ではない ~まことの聖職者はこころを清らかにする~
http://www.j-theravada.net/howa/howa184.html


○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。
*307.お坊さんなのに修行せず、虫を殺し
http://76263383.at.webry.info/201006/article_12.html

*比丘なのに悪いことするわがままな彼らは業で地獄に再生
http://76263383.at.webry.info/200908/article_3.html

*袈裟をまとって悪行すればその悪業で地獄行き
http://76263383.at.webry.info/200809/article_25.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~お知らせ~~~~~

◎緊急連絡:12月14日(金)夜の自主瞑想会は中止します。
当日の夜、スマナサーラ長老の初期仏教月例講演会が開催されるためです。
宜しく、お願いいたします。

◎10月30日雨安居は終了しましたが、ワンギーサがゴータミー精舎に滞在中は
朝5時から7時まで及び夜7時から9時までのゴータミー精舎での自主瞑想会は
毎日行います。ふるって参加して下さい。但し木曜の夜は、瞑想会は休みます。
詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。

◎このブログ記事に共感された方は右上の仏教バナーを一日一回クリックして下さい。
そうすると、仏教ブログのランキングが上昇します。現在2位す。

この記事へのコメント

ぱん
2012年12月11日 07:43
昨日、瞑想していて、去年ワンギーサ師から受けた瞑想指導の理解が深まりました。集中力を高めた状態で、無我を念じるっていう方法だったと思います。念じるというのに違和感を感じていたのですが、あれから約二年ほど経ち、その違和感がやっと昨日うすれました。あの時は、仕事で忙しく余裕もなかったため、指導方針にいろいろ疑問点を感じましたが、しばらく落ち着いて振り返ってみたいと思います。ありがとうございました。
あすか
2012年12月11日 08:59
在家ではありますが、
できればせめて預流果までは。
たとえ時間はかかっても
この輪廻を卒業できたら。

モチベーション維持すら難しいので
こうして機会を見つけてはアップ。↑↑
楽しくがんばります。^^

>もくぎょさん
あん姫さんって?
ちょっと気になりましたが
調べるすべもなくて。^^;
もくぎょ
2012年12月11日 19:12
>もくぎょさん
あん姫さんって?

は~~い。あん姫は、もくぎょが亀のカメ子を助けてあげて、お礼に竜宮城に連れて行ってもらったときの、
お城のお姫さまなのです。欲に溺れ、遊び放題遊び、地上に戻ったもくぎょを待っていたのは、とてつもない額の遊行費(ゆうこうひ)でした。取立て屋のカメ子に借金を返す為、死に物狂いで働き、力尽き、息絶えようとしているとき、お城を走り回り、もくぎょの借金をゼロにしてくれたのが、あん姫だったのです。もくぎょは死んでカメに生まれ変わり、カメ子の下で働くことになったのです。立場逆転です、とほほ。何百年もいて、もくぎょが姫に会えたのは、2回きりで、それだけ尊いお方だったのですぅ~。あ、これ作り話ですよ。
本当のあん姫は、ブログ「幸せに生きる」の管理人さんで、以前ここ「困ったとき・・」にも「あん」さんネームで投稿されていて、リンクが貼ってありますぅ~。もくぎょよく知りませんが、関西方面の方らしく、長老さまが向こうにお出かけの時は、ボランティアでお手伝いするお一人のようです、たぶん。精舎の台所で、肩にフォークギターをひっかけ、エプロン姿でカエルくんスリッパを履き、カレーを作っている人だと思います。皆さんも探してみるぴょん。ワンギーサ先生はご存知かも?
注:ブログ以外のことは想像ですから、全部を信じないでくださいね(^^;;
ワンギーサ
2012年12月11日 19:32
もくぎょさん、こんばんは。
はい、私はあんさんを知っています。

彼女のブログ「幸せに生きる」のブログのアドレスは次の通りです。
http://77713696.at.webry.info/

御存じ出なかったかたは是非訪問してみて下さい。
もくぎょ
2012年12月12日 21:03
ワンギーサ先生、↑アドレスを入れていただき、
ありがとうございました。ネーム下にリンクが貼ってあったので、「いいよね~あん姫、こんぐらい、と・・」
さんげします~~。な、なんで・・とほ

ついでにコメント文を以下に訂正します。↓

「歩くのだいすき~♪、ぴょん、ぴょん」と、
フォークギターを弾きながら、精舎の台所に現れ、
カエルくんエプロン姿で、甘口カレーを作っている人かも??
にします。

先生「・・・」
こころざし
2016年01月08日 06:14
菩提心の言葉の意味が分かりました、有難うございます。
在家の私ですが、善行為をして悪行為をしないように、そして真摯に実践して心の成長が出来るように修行をしていく事を菩提心として、毎日気をつけたいと思います。