破戒僧 食事の布施を 受けるより 熱玉呑めよ 地獄よりよい (308)

○子供のためのダンマパダ。
・・・
道徳を守らない坊さんは
信者のお布施をもらうより、
火のかたまりを飲む方が
多く苦しまなくて済みますよ。


○パーリ語原文と訳語

セッヨー  アヨーグロー  ブットー
Seyyo    ayoguḷo     bhutto,
よりよい  鉄球を     食する方が

タットー   アッギスィクーパモー
tatto     aggisikhūpamo;
熱い     火の炎のような

ヤンチェー   ブンジェッヤ   ドゥッシーロー
Yañce      bhuñjeyya     dussīlo,
その人がもし  食するならば   破戒の

ラッタピンダマサンニャトー
raṭṭhapiṇḍamasaññato.
王国の布施食を受ける無制御の人が


○直訳
破戒の王国の布施食を受ける無制御の人が
その人がもし食するならば
熱い火の炎のような
鉄球を食する方がよりよい 


○意訳
戒を守らず自制心のない比丘は
王国の信者の布施を受けるより
熱い火炎のような
鉄の玉を飲む方が苦しくない


○一口メモ
この詩の意訳を読んでも、なかなか意味がつかめないと思います。
もう少しくだいて言いますと、戒律を守らないで、いいかげんな比丘(僧侶)が、信者さんの食事のお布施を受けて食べると地獄に行くことになります。そうすると際限のない苦しみが続き、それは耐えられないものです。しかし、熱い焼けた鉄の玉を飲む場合は、鉄の玉を飲んだ時点でその人は死んでしまい、苦しみはそこで終わります。ですから、地獄の苦しみを味わうよりは一度の苦しみの方がましだというわけです。

この詩は地獄を受け入れない人には理解しない人にはできないことです。しかし、地獄の苦しみを理解する人には、地獄に行くような悪行為は絶対しないという大きなインパクトになるのです。大人になれば、理性的に考えて悪行為をしないように理解すべきですが、子供のころは、悪行為がいけないということを身に付けるのは必要なことです。ですから、母親は危険な行為を教えるために、子供をたたいたりするのです。

輪廻をあまり受け入れていない現代日本人には分かり難い詩ですが、その意味が分かってしまったら、地獄に行くということがどんな恐ろしいことか分かってきます。何しろ、地獄は焼けた鉄の玉を飲むより苦しいところなのです。そこには絶対、絶対行きたくない、それならば、地獄に行くことになるような悪行為を絶対、絶対しないことです。

この詩では、地獄に行くような悪行為をする人として、戒律を守らず、修行もしない比丘をやり玉に挙げています。そのような比丘は食事のお布施をする信者さんたちの期待と信頼を裏切っているのです。これらの人々は二重の悪行為を行っているのです。戒律をまもらない、修行をしないということは悪行為ですが、そのような比丘が信者さんのお布施を受け取るならば、その罪たるものは、やはり地獄に行くということになると思います。

在家の人々にとっても信頼を裏切るということは大きな罪だと思います。多くの場合二重の罪を犯しているのです。その人をいろいろ心配している人に対して、心配する気持ちを逆なでするような人がいます。その人はどんなにきれいごとを言っても良い結果になるとはおもわれません。いつものことですが、ブッダが比丘に対して言われた言葉でも、在家の人々にも有用なものですから、自分自身に言われた言葉として受け止めて下さい。


破戒僧 食事の布施を 受けるより 熱玉呑めよ 地獄よりよい (308)


○スマナサーラ長老のこの詩に関する御説法
*仕事とはどんなもの? ~盗取受用の話~
http://www.j-theravada.net/howa/howa185.html


○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。
*308.熱い火炎のような鉄の玉を飲む方がましだ
http://76263383.at.webry.info/201006/article_13.html

*破戒僧食事の布施を受けるより熱玉呑めよ地獄よりよい
http://76263383.at.webry.info/200908/article_4.html

* 戒を守らぬ悪行比丘は布施を受けずに火玉呑め
http://76263383.at.webry.info/200809/article_26.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~お知らせ~~~~~

◎緊急連絡:12月14日(金)夜の自主瞑想会は中止します。
当日の夜、スマナサーラ長老の初期仏教月例講演会が開催されるためです。
宜しく、お願いいたします。

◎10月30日雨安居は終了しましたが、ワンギーサがゴータミー精舎に滞在中は
朝5時から7時まで及び夜7時から9時までのゴータミー精舎での自主瞑想会は
毎日行います。ふるって参加して下さい。但し木曜の夜は、瞑想会は休みます。
詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。

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この記事へのコメント

あすか
2012年12月12日 09:34
在家でも道を歩むものとして
心して読んでいます。
食物は自然から命をいただき、
また、たくさんの人のおかげで
こうしていただけるもの。
そうして生きながらえさせて
いただいている命を有意義に使わねば
どんな報いがあっても
おかしくありませんね。

>もくぎょさん、ありがとうございます。
あの、あんさんでしたか。
ブログ拝見しております。
そっか、なぜかピンときませんでした。
^^;
もくぎょ
2012年12月12日 18:33
わたしは~げんきぃ~~♪

みなさまこんばんは。
あん姫の歌声、落ち着きますよね~。さっすが~。
声の周波数とか関係あるのかな~?(^^;
アニーちゃんの声を、家のネコに聴かせたら、反応ナシ、
で残念だったニャ~

あすかさまのブログは、どうなったのでございますか?
「子育てブログ」だったような気がしますが、もくぎょにはほとんど関係ないと思って、途中からリタイアでございました(^^ゞ
子育てにも「地獄アイテム」効き目、ある?
カエルくん
2012年12月12日 19:21
こんばんは。
仕事で自分の失敗からのトラブル処理が続いています。
自分にとって不利なことでも、包み隠さず報告していたら、かばってくれる人が出てきました。
偽りを語らない。←この戒律を守るのは大変ですが、正直であることで得られるメリットは絶大です。何より気持ちが軽いです。
継続します。
MK
2012年12月12日 23:38
こんばんは。
地獄の章は、今までと打って変わって、恐ろしくなる章です。
今までの章では少しくらい失敗しても、まだ救いがあるなと思えるものが多かったですが、この章では悪業の結果が即地獄行きなので、自分にちょっとでも当てはまるとぞっとします…。
気を引き締めよというメッセージだと思って、臨みたいと思います。
A
2012年12月14日 03:09
比丘サンガに莫大な幸福あれ!!!
こころざし
2016年01月08日 06:18
地獄がリアルに目の前にないので、学んでいない人ほどその恐ろしさに気づけない様に思います。
地獄の恐ろしさを知り・地獄に行かないように、人に嫌がられる行為をしないように、嫌われないようにして生きて参りたいです。